FC2ブログ
セルフ塾は閉めましたが、そのままの名前でブログを続けます。独学,独習。教わるより,学ぶを重視。 セルフラーニングの方法,英語,数学などの情報を発信するつもりです。

英英辞典を使うなかれ。英和辞典で
きのう紹介した「英語は英語で勉強するな―日本語の知識を活かせば効率100倍」のp68~70を引用します。

英英辞典を使うなかれ。英和辞典で
文脈に合った日本語の訳語を瞬時に選びましょう

 大学の英文科の学生や、英会話学校などに通う方の中に「英英辞典」を持ち歩いている人がいます。教師から勧められるのかもしれませんが、そのようなものが、木当にみなさんのお役に立っているとは思えません。

 英語教師の中には「本当に英語がうまくなるには、英英辞書だ」とか「英英辞書を引くことで、より多くの表現に触れるチャンスがある」と説く人が少なくありません。しかし、実際に英英辞書を使いこなせる人というのは、英語の表現力はかなり身についてそのうえ、さらに表現の幅を広げようというレベルに達しています。言ってしまえば、そのような人には、この本はあまり必要なものではないかもしれません。

 この本を熱心に読んでくれている読者のみなさんは、きっと1つの単語の意味を知るのに英英辞典を引き、そこに書かれた英文の説明の中にも、知らない単語が出てくるという方だと思います。では、その説明の中のわからない単語をどうしたら、いいのでしょう。やはり英英辞典を引くのでしょうか。そんなことを繰り返していたら、時間ばかりかかり一生答えにたどりつけないではありませんか。

 ですから、みなさんにはっきり言いますが、英英辞典など無理に使うことはありません。英和辞典で調べれば10秒で済むことに(電子辞書を使えば3秒ほどで済む)、何分も時間をかけていてはいけません。悠長に辞書を引いている時間があれば、何度も英文をリピートして、頭に入れることです。私が対訳つきの記事を教材に用いるのは、辞書がなくても意味がわかるからなのです。

 単語を1つ1つ辞典で引いて100%わからないと気持ち思いという潔癖症は受験英語型です。私か勧めるのは文章の意味をさっさと把握することです。意訳で十分です。某大学である学生が私に言いました。「先生、それは意訳でしょう。それでいいのですか」と。受験英語に芯から毒されているのです。

 それでもなお、「英英辞典」にこだわりたいと言うなら、いい比較を出しましょう。次の①と②の英文は、ある単語を説明した「英英辞典」のー節。

① of or having to do with a known or perceived object as distinguished from something existing only in the mind of the subject or personal thinking

② of , affected by, or produced by the mind or a particular state of mind; of or resulting from the feeling or temperament of the subject

即座に意味がわかりますか。①はobjective, ②はsubjectiveという形容詞の説明。
"Webster's New World College Dictionary"からの引用ですが、objective や subjectiveの説明に、object, subject という単語があるのですからお手上げです。でも、「英和辞典」で引けば「客観的な」「主観的な」とー発ですぐ意味がわかります。



 ぼくはまだ英英辞典を使いこなしたことがありません。これまで英和辞典,和英辞典でやってきました。電子辞書もよく使います。だから,英英辞典がどんなものかきちんと分かるわけではありません。
 でも,かなりの力がないと使いこなせないことは確かです。

 最近の日本の英和辞典類はとてもすばらしいです。進化しています。それでついつい新しい辞書を買ってしまうことがありますが,それぞれに工夫がされています。
 ぼくの英語の力はまだまだですが,いまは英和辞典で十分だと思っています。
関連記事
スポンサーサイト




Comment

 秘密にする

Re: 英英辞典はそんなに使いにくくない
コメント、ありがとうございます。とても勉強になりました。

 記事としてとりあげさせていただきました。


> こんばんは。今回の議論には残念ながら賛成できません。私自身は高校2年生から適宜English Dictionaryを使っていますが、それほど難しくはないと断言できます。端的に言って、引用された文章の書き手は、かなりバイアスのある事例を持ち出しているのです。次の箇所です。
>
> >それでもなお、「英英辞典」にこだわりたいと言うなら、いい比較を出しましょう。次の①と②の英文は、ある単語を説明した「英英辞典」のー節。
>
> >Webster's New World College Dictionary"からの引用ですが、objective や subjectiveの説明に、object, subject という単語があるのですからお手上げです。
>
> まず、Websterといえば、私は二度と使いたくないような、日本人には使いにくい辞書です。簡単なことです。日本人学習者は、他の辞書を使えばよいのです。
>
> まずは例証のためにNative向けのポケット辞書American Heritage Dictionaryから。 subjective "proceeding from or taking place within a person's mind such as to be unaffected by the external world"
>
> さらにこれもNative向けですが、Little Oxford English Dictionaryから subjective "based on or influenced by personal opinions"となります。どちらも大分分かりやすいですね。
>
> これを学習者向けの辞書でみると、さらに分かりやすい。Oxford Advanced Learner's Dictionary, subjective "based on your own ideas or opinions rather than facts and therefore smetimes unfair" "existing in somebody's mind rather than in the real world"
>
> 同じく学習用辞書として定評のあるLongmanですと、subjective "a statement, report, attitude etc that is subjective is influenced by personal opinion and can therefore by unfair
>
> さらにiPod touch用に利用している無料辞書Dictionary.comというのがありますが、そこではsubjective "existing in the mind; belonging to the thinking subject rather than to the object of thought (opposed to objective)"となっています。
>
> subjectiveのような抽象的な言葉でも、それほど難しい説明ではないと思いますが、如何でしょうか。また、ここではうまくお伝えできませんが、例文が多いのも学習者向け英英辞典の特徴で、私たちが重宝する点となっています。
>
> ところで私見では、辞書について間違っているのは、次のような教師があまりにも多いことです。(1)辞書をよく引きなさいと辞書引きや単語の意味調べをやたらに強調する教師、(2)『ジーニアス』のような難解な英和辞典を初学者に薦める高校教師、(3)辞書の使い方を全く教えない教師です
selfyojji | URL | 2010/04/03/Sat 11:11[EDIT]
英英辞典はそんなに使いにくくない
こんばんは。今回の議論には残念ながら賛成できません。私自身は高校2年生から適宜English Dictionaryを使っていますが、それほど難しくはないと断言できます。端的に言って、引用された文章の書き手は、かなりバイアスのある事例を持ち出しているのです。次の箇所です。

>それでもなお、「英英辞典」にこだわりたいと言うなら、いい比較を出しましょう。次の①と②の英文は、ある単語を説明した「英英辞典」のー節。

>Webster's New World College Dictionary"からの引用ですが、objective や subjectiveの説明に、object, subject という単語があるのですからお手上げです。

まず、Websterといえば、私は二度と使いたくないような、日本人には使いにくい辞書です。簡単なことです。日本人学習者は、他の辞書を使えばよいのです。

まずは例証のためにNative向けのポケット辞書American Heritage Dictionaryから。 subjective "proceeding from or taking place within a person's mind such as to be unaffected by the external world"

さらにこれもNative向けですが、Little Oxford English Dictionaryから subjective "based on or influenced by personal opinions"となります。どちらも大分分かりやすいですね。

これを学習者向けの辞書でみると、さらに分かりやすい。Oxford Advanced Learner's Dictionary, subjective "based on your own ideas or opinions rather than facts and therefore smetimes unfair" "existing in somebody's mind rather than in the real world"

同じく学習用辞書として定評のあるLongmanですと、subjective "a statement, report, attitude etc that is subjective is influenced by personal opinion and can therefore by unfair

さらにiPod touch用に利用している無料辞書Dictionary.comというのがありますが、そこではsubjective "existing in the mind; belonging to the thinking subject rather than to the object of thought (opposed to objective)"となっています。

subjectiveのような抽象的な言葉でも、それほど難しい説明ではないと思いますが、如何でしょうか。また、ここではうまくお伝えできませんが、例文が多いのも学習者向け英英辞典の特徴で、私たちが重宝する点となっています。

ところで私見では、辞書について間違っているのは、次のような教師があまりにも多いことです。(1)辞書をよく引きなさいと辞書引きや単語の意味調べをやたらに強調する教師、(2)『ジーニアス』のような難解な英和辞典を初学者に薦める高校教師、(3)辞書の使い方を全く教えない教師です
rinkaan | URL | 2010/04/03/Sat 01:17[EDIT]
Track Back
TB*URL

Copyright © セルフ塾のブログ. all rights reserved.