かなり細かい指摘などもありました。それはぼくが読めばいいことなので,省き,ここには感想などを掲載いたします。
後半部分についての感想などをお送りします。
さすがに難しくなってきますが、図等を駆使して、よく噛み砕かれていると思います。
この章あたりにくると、私が読んだところ、読んでいるだけでは、正直、公式等ができるのを確かめながら読むことはしんどすぎますので、さらっと、「きっとそうなるのだろう」と思いながら読むくらいです。
「でも要するに、運動物体の速さが速くなればなるほど、時間がかかる」ということがなんとなくわかれば、一応ついてこれている、という感じでしょうか。
最後のほうの章は、私も、よくわからないながら、なんとか、そのエッセンスだけ理解しようと思って、読んだ感じです。
わからなくても何となくわかってもらえればいいよ、という感じで仕方ないと思います。難しいです。
・ ひとつ気になったのは、たとえば、速度が単純な足し算にならない、運動する物体の長さが縮む等の点について、「ガリレオの世界」での記述です。
つまり、「ガリレオの世界」であっても厳密には、相対性理論によるこれらの現象は起こっているはずです。たとえば、「長さはわずかながら縮んでいる」はずです。ですが、「限りなく0に近いので、0と『みなして』まったく差し支えない。だから、ここでは、0として後の話を進める。」ということですね。
そういうことがyojiさんの説明でも要所要所で出てはくるのですが、さらに、ここは、毎回くどいくらいに「厳密には、ごくわずか縮んでいるけれど・・・」「厳密には、速度の和とごくわずか違っているけれど・・・」等と書いておいたほうが、かえって、読者の混乱が少ないと思います。
つまり、そのほうが、「世界はすべて相対性理論につつまれている」(本当は)ということを理解してもらえるとおもうのです。
そして、ガリレオの世界 と トムキンス・アインシュタインの世界で、 「違う現象が起こっている」というわけではなく、本当は「同じ現象」なのだけれど、ガリレオの世界では「0に限りなく近いものを便宜上0として計算している」だけなのだ、と考えるのが大事な点だとおもうからです。
読んだ記述でも十分私にはその趣旨がわかるのですが、ガリレオと トムキンス で違う計算をしていることの意味に混乱してしまう人がいるかもしれません(たとえば、○桁の四則計算をやるときでも、どこかの位に「0」がでてきたら、とたんうまくいかない子がいるように。それも、「別に変わったことはない」と考えて計算できれば間違えないのですが。)
とても面白く、わかりやすい本だと思います。
最後のほう、公式は私も確かめて追っていくことはできませんが、ぶりおくんときくこさんの会話が助けてくれます。あの会話が一応わかればOKということで、本当に、読者に優しい本だとおもいます。
(Yojiの返信から)
ダーライオン(dachan)さん
どうも,ありがとうございます。
細かい点までご指摘いただき,とても感謝しております。
いま,ざっと読んだところです。明日,ゆっくり確認しながら訂正を加えていきたいと思っています。
これまで,テキストは生徒にさせてみながら,いろいろ工夫を加えてきました。今回は, ダーライオン(dachan)さんらに読んでもらうことで,よくなってくるように,今,実感しています。本当にありがとうございます。
なお,また日記,ブログで使わせていただきたいと思います。よろしくお願いします。
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