深夜のスロージョギングをしています。ゆっくりゆっくり人家もまったくなく、人通りもない農道を走っています。さて、いつものように走っていると、向うの方から何かが近づいてきます。音楽も聞こえます。どうも自転車のようです。すっーーという感じで近づいてくるのです。
次の瞬間、お化けも幽霊も全く信じない僕なのですがぞっとしてしまいました。顔の所がほのかに明るいのっぺらぼうなのです。鳥肌が立ちました。それでも、走るのをやめずにゆっくりゆっくり進みました。向こうも近づいてきます。やはり自転車です。
そしてすれ違うときに、わかったのです。
無灯火の自転車に乗りながら,携帯電話を見ているのです。携帯電話の画面のほのかな明かりが自転車に乗っている若者の顔を照らしています。それがまるでのっぺらぼうなのです。
自転車が通り過ぎてしまった後、思わず笑ってしまいました。
のっぺらぼう 正体見たり 携帯電話
(昨日5月4日付けの沖縄タイムス「声」の欄に掲載されました)
次の瞬間、お化けも幽霊も全く信じない僕なのですがぞっとしてしまいました。顔の所がほのかに明るいのっぺらぼうなのです。鳥肌が立ちました。それでも、走るのをやめずにゆっくりゆっくり進みました。向こうも近づいてきます。やはり自転車です。
そしてすれ違うときに、わかったのです。
無灯火の自転車に乗りながら,携帯電話を見ているのです。携帯電話の画面のほのかな明かりが自転車に乗っている若者の顔を照らしています。それがまるでのっぺらぼうなのです。
自転車が通り過ぎてしまった後、思わず笑ってしまいました。
のっぺらぼう 正体見たり 携帯電話
(昨日5月4日付けの沖縄タイムス「声」の欄に掲載されました)
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