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セルフ塾は閉めましたが、そのままの名前でブログを続けます。独学,独習。教わるより,学ぶを重視。 セルフラーニングの方法,英語,数学などの情報を発信するつもりです。

有性生殖から見る「異なるから愛する」
 前に"LOVE : 異なるから愛する"を書きました。

LOVE : 異なるから愛する

 ここでは、有性生殖からそれについて考えてみます。

 有性生殖とは知っていると思いますが、オスとメスがいて、その生殖によって子孫が増えていくといったものですね。

 それに対して、無性生殖は、分裂して増えていくものです。

 なぜ、有性生殖というのがあるのか。

 それまで不思議にも思っていなかったのですが、子ども向けの「人類の長い旅 ビッグバンからあなたまで」という本を読んで、ひどく感心し、納得しました。



 その部分を引用します。

 細胞が繁殖できる方法は,ただ一つ、二つに分裂するだけ,という時代が長いあいだつづきました。しかし,約10億年むかしになると,つぎの世代にDNAの指令をつたえる,あたらしい方法が進化してきました。性のある繁殖,有性生殖がそれです。

 有性生殖では,二つの親細胞(性細胞)がいっしょにあわさり,両方のDNAをくみあわせたあたらしいDNAをつくります。こうしてできたあたらしいDNAは,どちらの親ともちがう指令をもち,したがって,どちらの親ともちがう,あたらしい細胞の成長がはじまります。

 有性生殖では,一つのあたらしい細胞をつくるために,二つの細胞が必要ですので,無性的細胞分裂のときより時間がかかります。ところが,有性生殖には,とてもすぐれた点が一つあります。この方法でできた細胞は,どれ 一つとして,おなじものがないということです。それぞれの細胞のあたらしいDNAの指令は,"母親"からきた指令と"父親"からきた指令が,むすびついたものです。この有性生殖のために,生さものの種類はぐんとふえ,そのために,進化の歴史もはやまりました。

 二つに分裂して繁殖する,細菌,藻類などのかんたんな細胞も,まだたくさんいました。顕微鏡でやっと見えるほどの大きさのこの細胞は,たまにおころ突然変異をのぞいては,長年にわたって,ほとんどおなじすがたのままでした。一方、有性生殖で繁殖した植物や動物の細胞は,より大きくなり,ずっと複雑なかたちの生命になりました。


 要するに、親とちがう子どもができるというのが有性生殖のすぐれた特長なのです。

 利己的遺伝子の考え方からすると、自分の遺伝子を残すことが目的なのですから、単純に考えると、無性生殖で自分の遺伝子を100%持った子どもを作った方がいいのです。

 でも、それでは進化が進まない。

 有性生殖で、自分と異なる遺伝子を持った子を作ることで進化が進むのです。

 そういう目的からすると、生殖の相手はできるだけ自分と異なる遺伝子を持っていた方がいい、ということになります。

 近親相姦のように、似たような遺伝子の相手だと産まれてきた子どもは自分と似た遺伝子である確率が高くなるからです。そうすると進化は進まない。

 そう考えても、「愛(LOVE)は異なるから愛する」と言えるように思います。

 Like は「似ているから好む」
 Love は「異なるから愛する」

 おもしろいと思います。
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