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受動態も進行形もSVC
 mixiともだちの積分定数さんからメールをいただきました。
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 すみません。英文法のことで、どうも気になるのでお聞きしたいと思います。

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1528607064&owner_id=6456074 ↑の日記にも書いたように、私は受動態も進行形もSVCとみなしています。

 高校時代は意識しませんでしたが、20代で英語を勉強し直したときに、「分詞の形容詞用法」とかを参考書で見て、「なるほど、形容詞の一種とみなせばいいのか。受動態や進行形も、beの後の形容詞が分詞になったもので、つまりSVCと思えばいいんだな」とごく自然に考え、それでなんの支障もありませんでした。

 自分自身が英語を教えるようになって、受動態も進行形もSVCとみなすことは一般になされていないと知り、驚きました。

 「受動態も進行形もSVC」というのは、少数派とかいう以前に、そのような考え自体が存在していないかのような印象です。

 ミクシィを始めた頃に、Yojiさんが同様の考えであると知って、初めて「自分以外にも同じ考えの人がいるんだ」と認識しました。

 この件に関して、英語関係のコミュで何度か書き込んだことがありますが、結局「受動態も進行形もSVC」とみなさない積極的な理由が分からないまま、今日に至っています。

 そこで質問なんですが、我々2人以外に「受動態も進行形もSVC」と考えている方、あるいはそう言うことを書いてある文法書などは、ご存じでしょうか?

 急ぎの用ではありません。

お忙しいことと思いますので、気が向いたときにでもお返事いただけたら、と思います。

失礼します。



(以下は,ぼくの返信です)

 積分定数さんは,自分でそのことに気づいたのですね。すばらしいです。
 ぼくは,「たのしい英文法」を読んで分かったのです。


 それを読んで,とても納得したので,以後それに基づいて教えています。とてもすっきりしています。

 積分定数さんは,理科,数学が得意で,意味を理解しながら学習する方です。ぼくにもそういう傾向があります。

 この「たのしい英文法」の「はじめに」で,この本の特色として,次のように書いています。

 ただ文法の規則をならべて,さあ暗記しなさい,というのではなく,どこからそのような規則が生まれてくるのか,また,なぜそうなるのか,ということをできるだけ自分で考えるようにみなさんに求めている。
 なぜWhy ? ・・・と考えることは,人間にとってこの上なくたいせつなことなので,英文法についても「なぜ?」をいつも考えるようにした。

 積分定数さんの考えと同じではないでしょうか。

 また,次の本もいいですよ。

若林 俊輔著「英語の素朴な疑問に答える36章」



 以下に,「たのしい英文法」から「分詞」の箇所を引用します。

分詞とは何か?

The Stars
What beautiful stars they are !
Now we are looking at some stars in the sky.
The stars are raining all around !

これまでの課でもいくつか紹介してきましたが,この'The stars'も,何年か前に私が教えた生徒のー人がー年生のときに作った詩です。

 ところで,この詩の2行目と3行目がよく分らないひとか多いかもしれません。

 どちらもare という動詞があるのに,その後へまた look(ながめる)とか,rain(雨が降る)とか,別の動詞がやってきている。
一つの文には動詞はーつだけ,ときめられていたではないか?
それに,lookや rain という動詞には ing がついて,いままでに見たことのない形になっている。いったいとうなっているのか?
動詞が一つの文に二つもあってよいのか?
動詞に ing のついた形は何なのか?
・・・このような疑問をもったことでしょう。

分詞

 動詞に ing が付いた形を分詞と呼んでいます。さっきの looking やraining は分詞です。

 分詞とは何か? 分かれている詞,とはいったいどのようなものなのか?--それは,一つの単語でありながら,「動詞」のはたらきと「形容詞」のはたらきの二つに分かれていることば,という意味です。

 しかし,こう説明したからといって,やっぱり何が何だかさっぱり分らないというのがみなさんの正直な気持でしょう。文例を出して説明してみます。

(1) The dog is white.
(2) The dog is barking.

この二文のうち,(1)のような文については,形容詞の二つの用法のところで,「形容詞の叙述的用法」として,すでに学びました。形容詞 white が,is をはさんで前にある名詞 dog のありさま(状態)を叙述している(述べている)のです。

 (2)の文を見ましょう。同じことです。barking が,「ほえて(る)」という内容で,is をはさんで前にある名詞 dog のありさま(状態)を叙述しています。付け加えて言っておけば,分詞の ing のところはちょうど日本語の「て」に当ると思って下さい。looking「なかめて」,raining「雨が降りそそいで」,などみんなそうです。

 さて,それでは(1)と(2)ではすべてが全く同じで,なんのちがいもないのでしょうか? もちろんそんなことはありません。

 この二文は,どちらも dog という名詞の状態(ありさま)を,あとから叙述的用法の形容詞で述べているという点では少しもちがいはないのですが,
(1)ではその形容詞がwhiteで動作はちっとも含んでいないのに対し,
(2)はbarking がたしかに形容詞ではあるけれど,「ほえて」と動作もとり入れた形容詞であること
 ・・・・・ここに大きな相違点があるわけです。

 もうひと組実例を示しましょう。
The birds are small.形容詞(動作が入っていない)
The birds are singing.(singという動作が入っている)
 この The birds are singing. やさっきの The dog is barking.
例文に用いた We are looking at some stars. The stars are raining.

など,どれもみんな,動詞の意味をも持った形容詞であることが分りましたね。「分詞」という名がつけられている理由も。ところで,このように叙述的用法の分詞の入っている文のことを,進行形の文と名づけています。

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