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セルフ塾は閉めましたが、そのままの名前でブログを続けます。独学,独習。教わるより,学ぶを重視。 セルフラーニングの方法,英語,数学などの情報を発信するつもりです。

円高だと、なぜ輸入に有利か
 円高だとなぜ輸出に不利かについて書きました。
なぜ円高だと輸出に不利か ?
 輸入というのは輸出の逆ですから、有利になるというのは何となくわかるはずです。

 それを、中学生が分かるように、きちんと説明してみます。

 1ドルが 200円のころを考えてみます。

 アメリカ産牛肉5kgを買います。アメリカでは 100ドルで買うことができるだとしましょう。

 1ドルが200円ですから 100ドルだと 2万円になります。2万円をドルに替えると100ドル。

 つまり、2万円で5kgのアメリカ産牛肉を買うことができるということです。

 それが何らかの理由で円高になったとします。1ドルが100円の円高です。円が2倍になった。

 同じく5kgの牛肉を買います。アメリカでは100ドルで買うことができます。それは変わりません。100ドルを円に替えると100ドルは1万円になります。

 つまり、1万円を出せば5kgの牛肉を買うことができるということです。

 1ドルが200円の円安のころには5kgの牛肉が 2万円した。

 しかし1ドルが 100円の円高になると、同じ5kgの牛肉を1万円で買うことができるということです。

 差額の1万円はまるまる儲けということになりますね。

 だから円高になると輸入は有利になるのです。


 理解しやすいように、かなり単純化して説明しました。実際の輸入というのはもっと複雑だと思います。

 また、牛肉5kgが100ドルというのは適正かどうかは知りませんが、ここは仮にということでご勘弁を。

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Comment

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Re: タイトルなし
やす様

 コメントありがとうございます。

 この記事は、中学生に円高を理解させるために書いたものです。

 中学3年生では、公民で円高・円安について学びます。そして、それが輸入、輸出にとってどうなのかについて学びます。

 それの説明いです。それ以上のものではありません。

 日本全体にとって、円高が有利か、不利か、それを語る力は僕にはありませんし、それを語ると中学3年生は混乱してしまいます。

 だから、以上の説明で僕は十分だと思っています。
selfyojji | URL | 2011/08/14/Sun 11:31[EDIT]
ある個人、あるいはある企業にとって円高によって輸入が有利になるということと、日本全体で見れば円高は輸入が有利になるわけではない‐だから、資源の乏しい日本は円高が有利やら、円高の今こそ食糧を買い占めろ、などというのは妄言に過ぎない‐ということを、きちんと区別して書くべきです。

円高になっても日本全体で見て輸入が有利とはならない。ある個人にとって円高で海外のものが安く買えるようになるからと言って、安易にそれを国全体について敷衍してはならないのである。

海外からモノを買うためには外貨が必要である。そして、その外貨は輸出企業が稼いだものである。為替市場とはこの外貨が融通されあう場所であり、円高になるというのは輸入企業が輸出企業から外貨を安値で買い叩けるようになるだけであって、両者を併せた日本全体で見て有利になったり不利になったりが起きているわけではない。そして、輸入のための外貨は結局は輸出企業が稼ぐ‐為替市場で無限に好きなだけ外貨が調達できるわけではない‐のである以上、輸出に不利となる円高は、日本の輸入にとっても不利な制約として働くのである。

日本の輸出財一単位でどれだけ海外の輸入財が購入できるかという交易条件が改善するならば、輸入が有利な局面と言えるが、円高は決して輸入が有利になるのではないのである。交易条件の改善と円高には系統的な関係はなく、両者を混同してはならない。
やす | URL | 2011/08/14/Sun 09:58[EDIT]
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