中学生は、期末テストに向けての勉強をしています。
中学2年の今回のテスト範囲には動名詞と不定詞が入っています。
ガイドブックなどでは、案の定、どちらも「~すること」と訳しています。学校でもそう教えているようです。ぼくも学生のころそう学びました。
自然な日本語に近い訳をする場合にはこの「~すること」と訳した方が確かにいいですね。
僕は不自然な日本語でいいから、できるだけ英語に近い訳をするよう心掛けています。
動名詞の ing は現在分詞(僕は進行分詞と呼んでいますが)、の ing と基本的には同じものです。
つまり「~している」ということを意味するのです。それが動名詞しになっても引き継がれます。
だから
I like reading. は「私は読んでいる状態を好みます」ということになります。
現在分詞と異なるのは、現在分詞は形容詞の役目を、動名詞が名詞の役目をするというところです。
意味としては基本的に同じなのです。
不定詞の to も前置詞の to と基本的に同じ意味です。
I go to school. は、「私は行きます、目標点は学校」ということです。
前置詞の to の意味は「目標点は」です。「次の目標点に向かって」という感じです。
不定詞の場合も同じです。前置詞toと不定詞to が異なるのは、前置詞の後ろには名詞が、不定詞の後ろには動詞の原形が来るということなのです。
だから
I like to read. は「私は好みます、次の目標点に向かって、読む」ということになります。
like は動名詞も不定詞も目的語として取ることができます。そしてそれほど意味は異なりません。
ある本によると、
I like reading. は 読書が趣味であることを意味するそうです。
私は読んでいる状態を好むですから、趣味ということになります。
一方、I like to read. は、「目標点は」ということですから、これから読みたいという感じがあるようです。
問題は一方しかとれない動詞です。
enjoy, stop. finish, give up, mind は、目的語に不定詞をとることはできず、動名詞しか取ることができません。
動名詞、不定詞をどちらも「~すること」と訳していたのではその説明はできません。そう覚えましょう、と教えるしかないでしょう。
でも、動名詞のingが「~している」ことをあらわすと理解したら、なぜ、enjoy, stop. finish, give up, mind が不定詞を目的語にとれないことが理解できます。
I enjoy reading. 「私は読んでいる状態を楽しむ」のです。「読むという目標点に向かって楽しむ」ということにはなりません。
stop ~ing, finish ~ing も「~している状態をやめる(終わる)」という感じで、「これから目標点に向かって」というのとは仲良くありません。
give up は普通「あきらめる」という日本語に対応します。これで考えると、「これから出世することをあきらめる」という感じで、to でもいいように思います。
以下はぼくの推測です。give up は、up にあるように、これまでやってきたことを放り投げる、という感じの言葉ではないでしょうか。これまで一生懸命がんばってきて出世しようとしてきたが、それを放り投げることにする。そう考えると、to より、ingがいいように思いますがどうでしょうか。
一方、want, wish, hope, expect, promice は動名詞ではなく、不定詞を目的語にとります。
この言葉は「これから」とぴったりの言葉ですね。
I want to read. は「私は欲しい、目標点は 読む」「これから読みたい」ということです。
want の基本語義は「欠けている」です。
「読むということが欠けている、だから読むことに渇望している、読みたい」ということになります。
他の言葉もそうです。「これから、目標点は」という意味をあらわすtoと仲がいいのです。
このように、単に動名詞も不定詞も自然な日本語に近づけるために「~すること」と訳すよりも、不自然でもいいから、
動名詞は「~していること(状態)」
不定詞は「~することを目標点に」としたほうがいいと思います。
中学2年の今回のテスト範囲には動名詞と不定詞が入っています。
ガイドブックなどでは、案の定、どちらも「~すること」と訳しています。学校でもそう教えているようです。ぼくも学生のころそう学びました。
自然な日本語に近い訳をする場合にはこの「~すること」と訳した方が確かにいいですね。
僕は不自然な日本語でいいから、できるだけ英語に近い訳をするよう心掛けています。
動名詞の ing は現在分詞(僕は進行分詞と呼んでいますが)、の ing と基本的には同じものです。
つまり「~している」ということを意味するのです。それが動名詞しになっても引き継がれます。
だから
I like reading. は「私は読んでいる状態を好みます」ということになります。
現在分詞と異なるのは、現在分詞は形容詞の役目を、動名詞が名詞の役目をするというところです。
意味としては基本的に同じなのです。
不定詞の to も前置詞の to と基本的に同じ意味です。
I go to school. は、「私は行きます、目標点は学校」ということです。
前置詞の to の意味は「目標点は」です。「次の目標点に向かって」という感じです。
不定詞の場合も同じです。前置詞toと不定詞to が異なるのは、前置詞の後ろには名詞が、不定詞の後ろには動詞の原形が来るということなのです。
だから
I like to read. は「私は好みます、次の目標点に向かって、読む」ということになります。
like は動名詞も不定詞も目的語として取ることができます。そしてそれほど意味は異なりません。
ある本によると、
I like reading. は 読書が趣味であることを意味するそうです。
私は読んでいる状態を好むですから、趣味ということになります。
一方、I like to read. は、「目標点は」ということですから、これから読みたいという感じがあるようです。
問題は一方しかとれない動詞です。
enjoy, stop. finish, give up, mind は、目的語に不定詞をとることはできず、動名詞しか取ることができません。
動名詞、不定詞をどちらも「~すること」と訳していたのではその説明はできません。そう覚えましょう、と教えるしかないでしょう。
でも、動名詞のingが「~している」ことをあらわすと理解したら、なぜ、enjoy, stop. finish, give up, mind が不定詞を目的語にとれないことが理解できます。
I enjoy reading. 「私は読んでいる状態を楽しむ」のです。「読むという目標点に向かって楽しむ」ということにはなりません。
stop ~ing, finish ~ing も「~している状態をやめる(終わる)」という感じで、「これから目標点に向かって」というのとは仲良くありません。
give up は普通「あきらめる」という日本語に対応します。これで考えると、「これから出世することをあきらめる」という感じで、to でもいいように思います。
以下はぼくの推測です。give up は、up にあるように、これまでやってきたことを放り投げる、という感じの言葉ではないでしょうか。これまで一生懸命がんばってきて出世しようとしてきたが、それを放り投げることにする。そう考えると、to より、ingがいいように思いますがどうでしょうか。
一方、want, wish, hope, expect, promice は動名詞ではなく、不定詞を目的語にとります。
この言葉は「これから」とぴったりの言葉ですね。
I want to read. は「私は欲しい、目標点は 読む」「これから読みたい」ということです。
want の基本語義は「欠けている」です。
「読むということが欠けている、だから読むことに渇望している、読みたい」ということになります。
他の言葉もそうです。「これから、目標点は」という意味をあらわすtoと仲がいいのです。
このように、単に動名詞も不定詞も自然な日本語に近づけるために「~すること」と訳すよりも、不自然でもいいから、
動名詞は「~していること(状態)」
不定詞は「~することを目標点に」としたほうがいいと思います。
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