Naohide君は、一次関数の問題がだいぶ上手にできるようになりました。2点があたえられて、その直線の式を求める問題です。
しかし、マイナスのつけ忘れや引き算、移項など、ちょっとしたことで間違えてしまうことがあります。
僕は
「このマイナスをつけていないだけでも、この問題ではバツ(不正解)だよ。すべてきちんとできないと、この問題で得点できない。
この問題が5点だとする。マイナスをつけないだけで、×になっても0点。まったく解き方が分からなくても0点。同じ0点だよ。
あなたがこの間勉強してきてここまでできたけど、マイナスをつけないだけで,まったく勉強しなかった時と同じ点数になってしまう。
すべてきちんとできてやっと5点になるだから細かいところまで注意して計算しないといけないんだよ」
と注意しました。
「全か無かの法則」というのがあります。
例えば水に砂糖を入れるとします。少しだけ入れた時にはただの水と変わらないと感じます。
少しずつ加えていき、ある量に達した時にやっと、「あっ、甘い砂糖を入れたんだね」と気づきます。
ある点に達しないと刺激が伝わらないのです。80%でも90%でもだめなのです。100%でやっと刺激が伝わるという点があるのです。
100%か0%か、それだけです。中間はないのです。
大分上手になって99パーセントをできたとしても、マイナスをつけ忘れただけでも、これは0%と同じ結果になってしまうのです。
ゼロか100か、といったところです。
これを「全か無かの法則」といいます。all or none, all or nothing ともいいます。
このような例はいくらでもあります。
先日、英語検定の結果が送られてきました。
それを見たある生徒は「あと一点だったのに」と残念がっていました。
合格点が70点だとすると69点でも不合格なのです。
また別の子は合格点すれすれだったといって、喜んでいます。
70点でも合格、100点でも合格、同じ合格ということになります。
「合格」か「不合格」か、結果はそれだけです。
不合格Aとか不合格Bといった評価もついてきますが、気休めでしかありません。高校入試もそうですね。
アメリカの大統領選挙では、ある州で勝つと100パーセントその選挙人を得ることができます。
Aの候補が55%、Bの候補が45%の得票があったとしても、Aの候補が100パーセント選挙人を得るのです。これは本当に「全か無かの法則」だと思います。勝つか負けるか、それだけです。
弁証法に、「量から質への転換」というのがあります。
ある程度量が増えてきても、基本的には変わらないが、ある一点にまでその量が増えると質の転換があるというのです。
20℃の水をだんだん冷やしていきます。18℃、 17℃とだんだん冷えていきます。しかし基本的に水であることに変わりはありません。
しかし、それが0℃になると、水は氷という物質に変わっていきます。
このように、そこまで達するまでは質的変化はないが、ある一点に達した時に質的な転換が現れるということです。
それも全か無か法則のひとつでしょう。
Naohideくんも、その辺のことを理解して(弁証法は分からなくてもいいのですが)、マイナスをつけ忘れたり、引き算を間違えたりといった、細かい点にも注意を払ってもらいたいものです。
しかし、マイナスのつけ忘れや引き算、移項など、ちょっとしたことで間違えてしまうことがあります。
僕は
「このマイナスをつけていないだけでも、この問題ではバツ(不正解)だよ。すべてきちんとできないと、この問題で得点できない。
この問題が5点だとする。マイナスをつけないだけで、×になっても0点。まったく解き方が分からなくても0点。同じ0点だよ。
あなたがこの間勉強してきてここまでできたけど、マイナスをつけないだけで,まったく勉強しなかった時と同じ点数になってしまう。
すべてきちんとできてやっと5点になるだから細かいところまで注意して計算しないといけないんだよ」
と注意しました。
「全か無かの法則」というのがあります。
全か無かの法則(英 all-or-none principle、all-or-none law)とは刺激の強さ反応の大きさに関する法則であり、悉無律とも呼ばれる。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
例えば水に砂糖を入れるとします。少しだけ入れた時にはただの水と変わらないと感じます。
少しずつ加えていき、ある量に達した時にやっと、「あっ、甘い砂糖を入れたんだね」と気づきます。
ある点に達しないと刺激が伝わらないのです。80%でも90%でもだめなのです。100%でやっと刺激が伝わるという点があるのです。
100%か0%か、それだけです。中間はないのです。
大分上手になって99パーセントをできたとしても、マイナスをつけ忘れただけでも、これは0%と同じ結果になってしまうのです。
ゼロか100か、といったところです。
これを「全か無かの法則」といいます。all or none, all or nothing ともいいます。
このような例はいくらでもあります。
先日、英語検定の結果が送られてきました。
それを見たある生徒は「あと一点だったのに」と残念がっていました。
合格点が70点だとすると69点でも不合格なのです。
また別の子は合格点すれすれだったといって、喜んでいます。
70点でも合格、100点でも合格、同じ合格ということになります。
「合格」か「不合格」か、結果はそれだけです。
不合格Aとか不合格Bといった評価もついてきますが、気休めでしかありません。高校入試もそうですね。
アメリカの大統領選挙では、ある州で勝つと100パーセントその選挙人を得ることができます。
Aの候補が55%、Bの候補が45%の得票があったとしても、Aの候補が100パーセント選挙人を得るのです。これは本当に「全か無かの法則」だと思います。勝つか負けるか、それだけです。
弁証法に、「量から質への転換」というのがあります。
ある程度量が増えてきても、基本的には変わらないが、ある一点にまでその量が増えると質の転換があるというのです。
20℃の水をだんだん冷やしていきます。18℃、 17℃とだんだん冷えていきます。しかし基本的に水であることに変わりはありません。
しかし、それが0℃になると、水は氷という物質に変わっていきます。
このように、そこまで達するまでは質的変化はないが、ある一点に達した時に質的な転換が現れるということです。
それも全か無か法則のひとつでしょう。
Naohideくんも、その辺のことを理解して(弁証法は分からなくてもいいのですが)、マイナスをつけ忘れたり、引き算を間違えたりといった、細かい点にも注意を払ってもらいたいものです。
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