セルフ塾は閉めましたが、そのままの名前でブログを続けます。独学,独習。教わるより,学ぶを重視。 セルフラーニングの方法,英語,数学などの情報を発信するつもりです。

漢字を面白く学ぶ方法
 子どもたちは漢字の練習を嫌がります。セルフ塾では、小学生の場合には漢字の練習を一番最初に行います。

 日本人として漢字の読み書きができなければ日常生活も送れないし、読書もできないと思うからです。

 しかし、それは単純な作業であり面白くないのです。僕でもそう思います。子どもたちは、漢字の練習が終わると、生き生きとして算数の学習に入ります。

 でも、漢字を面白く学ぶ方法があります。しかし、その方法は現在はできません。なぜなら教科書の順序にしばられているからです。

 教科書に出てくる漢字の順序ではだめなのです。

 覚える漢字の順序を根本的に見直すことにより、面白く漢字を練習する学習することができると僕は確信しています。

 その方法というのは、漢字の成り立ちに従って、系統的に学習するということです。

 象形文字の学習からはじめ、指事文字、会意文字、そして形声文字の順に学習をするのです。

 たぶん現在は、よくつかわれる順に漢字を練習しているのでしょう。それをもっとを系統的に漢字の学習をするようにするのです。

 象形文字というのは、みなさんわかると思います。象形文字というのは絵文字から発達したものです。文字のないころ、絵で書きあらわしていたのでしょう。「山」の絵を描けば、それが「山」を意味します。それをだんだん省略して単純化していきます。すると「山」という漢字ができあがるわけです。

しょうけい‐もじ【象形文字】
物の形を点や線で表してできた文字。古代エジプトのヒエログリフや、漢字のうち象形によって形成された文字の類。


 図は、次のページからお借りしました。
日本文化研究会

象形文字
 

 僕はとても面白いと思います。

 小学一年生になったら、もちろん平仮名や片仮名を先に学びます。

 そしてそのあとに漢字を導入するのですが、象形文字の、「日、山、木」などから教えるのです。

 もちろん、どのようにしてその漢字ができたのかを説明します。

 子どもたちはきっと興味を持って漢字を覚えてくれるでしょう。

 次に指事文字に入ります。

指示文字とは、形で表しにくい物を点や線を使ったり象形文字に印をつけたりして表した文字。
絵としては描きにくい一般的な事態を、抽象的な約束や、印であらわした字。
一・二・三などの数字や、平面上に-印をつけた上や、平面の下を-印で示した下なども指事文字。


指示文字

 これも象形文字のように楽しく学習ができるはずです。白川静著「常用字解」の「下」の項には、

 

指事。掌を伏せ、その下に指示の点をつけて掌の下を示し、「した」の意味を示す。


 とあります。おもしろいですね。

 象形、指事の次は、会意文字です。これも成り立ちを教えながらやると子どもたちも退屈することなく学習に取り組んでくれるはずです。

かいいもじ【会意文字】
二字以上の漢字の字形・意味を合わせて作られた漢字。


 白川静著「常用字解」 

「男」:会意。田と力とを組み合わせた形。(中略)古くは農地の管理者を男といった。


会意文字


 最後に形声文字を教えます。形声文字はたくさんあります。でも、形声文字というのは象形文字、指事文字の組み合わせです。

 それまで学んだ象形文字、指事文字をきちんと覚えて、その上に、会意文字、形声文字を組み立てていくのです。

 今はその順序がまったくバラバラです。

 例えば「頭」という字は小学2年でまなび、「豆」は小学3年でまなびます。

 「豆」を学んでから、「頭」を学べば「頭」が「豆」という字を使ってできているということが理解できます。そして覚えることもたやすいはずです。「灰」は6年、「炭」は3年です。

 順序を考えて系統的に教えれば、楽しく漢字の練習ができると思うのです。ただ今は、教科書の漢字の順に縛られているもので、このような学習ができないのはとても残念なことだと思います。

 形声文字については 改めて書きます。

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