今回も引き続き漢字の成り立ちについて書きます。前回は象形文字、指事文字、会員文字について書きました。
漢字を面白く学ぶ方法
今回は形声文字です。「形声文字」の意味をヤフー辞典で調べてみました。
けいせいもじ5 【形声文字】
形声によってできた文字。
これでわかる人はいませんね。
漢字の成り立ち
のページから。
この説明だと、なんとか分かりますね。
僕はこの仕事、学習塾の仕事をやって初めて、この形声文字というのを知りました。民衆社の「国語大好き小学6年生」にあります。
さて僕なりに推測も含めて説明してみます。
「イタ」の文字を作ろうと昔の人が考えました。
象形文字もだいぶできました。でも「イタ」も象形文字であらわすと面倒です。
「イタ」のことを、その当時中国の人は「ハン」と言っていました。言葉(音)はすでにあったのです。
また、「反(ハン)」という漢字はすでにありました。会意文字で、「そむく、かえる、かえす」という意味です。
それでその「反(ハン)」の字を「いた」という意味の「ハン」にも使おうと考えたのです。
でも、そのままでは「そむく、かえる、かえす」という意味になります。
それで、もう少し考えてみました。
「イタ」というのは木でできています。それで「木」を「反」にくっつけたのです。
つまり、この場合右側の「反」で音をあらわし、左側の「木」で意味を補うということで「板」の字を作ったのです。「木ハン」という感じでしょうか。「木」に関係のある「ハン」だよ、という意味です。
同じようにして、「飯」という字も作りました。「めし」も当時の中国の人は「ハン」と呼んでいました。「ごはん」の「ハン」ですね。
それで「反」の字を用いようと考えたのです。「めし」は「食べる」ことに関係しています。それで左側に「食」をつけました。「食」+「反」で「飯」の漢字ができあがったのです。。「食」に関係のある「ハン」だよ、という意味です。
この方法で漢字くっつけてたくさんの漢字を作ったのです。
次の漢字は読めますね。すべて同じ音です。音をあらわす部分が同じだからです。
個 古 固 故 枯 湖 姑 糊 胡 瑚
白 伯 舶 迫 拍 泊 帛 箔 魄
音をあらわす部分、読みの部分を音符(おんぷ)または「声(せい)」と言います。
また、意味をあらわす部分を「意符(いふ)」または「形(けい)」と云います。
声と形で出来上がった漢字なので、形声文字というのです。
形声文字は象形文字や指事文字が多くみあわせてつくります。だから最初に象形文字、指事文字を覚えて、その後で、形声文字を教えます。
すると、漢字の成り立ちを理解することができます。すると、漢字も面白く学習することができると思います。
形声文字の学習では、音符か意符かに焦点を合わせて、そのグループをまとめて学習すればいいと思います。
例えばお金に関係する言葉は「貝」の字がつきます。昔は貝が貨幣として使われていたからだそうです。
貝のつく漢字
寶(宝の旧字体)、財、費、貢、貨、貪、販、貧、貴、貸、貰、貯、貿、買、資、賃、賜、質、賞、賠、賦、賭、贅、贖……
このうちの教育漢字をまとめて覚えればいいですね。成り立ちも教えながら。この方法で漢字を教えてみたいものです。
漢字を面白く学ぶ方法
今回は形声文字です。「形声文字」の意味をヤフー辞典で調べてみました。
けいせいもじ5 【形声文字】
形声によってできた文字。
これでわかる人はいませんね。
漢字の成り立ち
のページから。
形声文字
「意味」を表す部分と「音」を表す部分が合わせてできた漢字です。
形声文字は、たくさんあって、漢字のほとんどがこれにあたります。
「シ(さんずい)+音符 工」→江や、「シ(さんずい)+音符 可」→河のように、片側に発音を表す音符(つまり意味を表す言葉)を含み、他方にそれが何の事態に関係するかを示す偏をそえたものです。
漢字全体の七~八割はこれに属します。
例・・・
シ と 羊 で 洋 になります。
シは水を表し羊は「ヨウ」
会意文字と形声文字の二種は、文から派生しふえたので、字といいます。
「字」は、「孳」・「滋」(ふえる)と同じような意味です。
この説明だと、なんとか分かりますね。
僕はこの仕事、学習塾の仕事をやって初めて、この形声文字というのを知りました。民衆社の「国語大好き小学6年生」にあります。
さて僕なりに推測も含めて説明してみます。
「イタ」の文字を作ろうと昔の人が考えました。
象形文字もだいぶできました。でも「イタ」も象形文字であらわすと面倒です。
「イタ」のことを、その当時中国の人は「ハン」と言っていました。言葉(音)はすでにあったのです。
また、「反(ハン)」という漢字はすでにありました。会意文字で、「そむく、かえる、かえす」という意味です。
それでその「反(ハン)」の字を「いた」という意味の「ハン」にも使おうと考えたのです。
でも、そのままでは「そむく、かえる、かえす」という意味になります。
それで、もう少し考えてみました。
「イタ」というのは木でできています。それで「木」を「反」にくっつけたのです。
つまり、この場合右側の「反」で音をあらわし、左側の「木」で意味を補うということで「板」の字を作ったのです。「木ハン」という感じでしょうか。「木」に関係のある「ハン」だよ、という意味です。
同じようにして、「飯」という字も作りました。「めし」も当時の中国の人は「ハン」と呼んでいました。「ごはん」の「ハン」ですね。
それで「反」の字を用いようと考えたのです。「めし」は「食べる」ことに関係しています。それで左側に「食」をつけました。「食」+「反」で「飯」の漢字ができあがったのです。。「食」に関係のある「ハン」だよ、という意味です。
この方法で漢字くっつけてたくさんの漢字を作ったのです。
次の漢字は読めますね。すべて同じ音です。音をあらわす部分が同じだからです。
個 古 固 故 枯 湖 姑 糊 胡 瑚
白 伯 舶 迫 拍 泊 帛 箔 魄
音をあらわす部分、読みの部分を音符(おんぷ)または「声(せい)」と言います。
また、意味をあらわす部分を「意符(いふ)」または「形(けい)」と云います。
声と形で出来上がった漢字なので、形声文字というのです。
形声文字は象形文字や指事文字が多くみあわせてつくります。だから最初に象形文字、指事文字を覚えて、その後で、形声文字を教えます。
すると、漢字の成り立ちを理解することができます。すると、漢字も面白く学習することができると思います。
形声文字の学習では、音符か意符かに焦点を合わせて、そのグループをまとめて学習すればいいと思います。
例えばお金に関係する言葉は「貝」の字がつきます。昔は貝が貨幣として使われていたからだそうです。
貝のつく漢字
寶(宝の旧字体)、財、費、貢、貨、貪、販、貧、貴、貸、貰、貯、貿、買、資、賃、賜、質、賞、賠、賦、賭、贅、贖……
このうちの教育漢字をまとめて覚えればいいですね。成り立ちも教えながら。この方法で漢字を教えてみたいものです。
- 関連記事
-
- ひらがなの発明はすばらしい (2010/11/26)
- 白川静(著)「常用字解」 (2010/11/23)
- 形声文字はこうしてできた (2010/11/22)
- 漢字を面白く学ぶ方法 (2010/11/21)
- 小学生の国語力を伸ばすには、 (2010/11/18)
スポンサーサイト
Comment
Track Back
TB*URL |
| ホーム |