FC2ブログ
セルフ塾は閉めましたが、そのままの名前でブログを続けます。独学,独習。教わるより,学ぶを重視。 セルフラーニングの方法,英語,数学などの情報を発信するつもりです。

1 と 1.0 は同じではない
 「0.4gの物質に0.6gの物質を加えました。何gになりますか」

 という問題では、もちろん0.4g+0.6g=1.0gなります。

そういうのが出てきたとき、生徒の中には
「1.0gだから1gでいいね」と言いう生徒がいうのが少なくありません。

 僕は「1と1.0は本当は違うけど、まあいいか」と答えます。

 中学までは1と1.0を特に区別する必要はありません。でも1と1.0は違います。

 指導者の中にもはっきりとは知らない人が少なくないのではないでしょうか。どう違うのか、知っておいた方がいいと思います。

 昨日はメスシリンダーの目盛りについて書きました。

 メモリーの1/10までは目分量で判断する、ということでした。

 (A)のような目盛りの場合1/10まで判断するのですから、1ということになります。

 しかし、(B)のような場合には1.0となります。違いが分かりますか。

ichitoittennsero.jpeg

 (A)の場合には、目盛りが0の次に10です。だから、それの1/10のところを判断すると、1,2,3,・・・となります。

 (B)の場合には、目盛りが0の次に1です。だから、それの1/10のところを判断すると、0.1, 0.2, 0.3,・・・となります。

 (A)の場合には、0でもない2でもない、およそ1だな、と判断しているのです。

 (B)の場合には、0.9でもないし、1.1でもないおよそ1.0だなと判断しているのです。

 判断の精度に違いがあります。1よりも1.0は細かい判断をしているのです。

 別な見方で説明します。
 四捨五入で言うと、1は、0.5以上1.5未満ということになります。0.7, 0.8でも1になります。1.3, 1.4でも 1 になります。

 一方、1.0の範囲は、0.95以上1.05未満ということになります。図示すると次のようになります。
ichinohani.jpeg

このように、詳しく見ると 1 と 1.0 は同じとは言えないのです。1は粗く、1.0は細かく判断しているのです。

関連記事
スポンサーサイト




Comment

 秘密にする

Re: 小学校3年生の話
ぼくも小学生には、1.0を1とする指導をしています。教科書がそうだからですが、なぜ、わざわざそんなことをするのでしょうか。
selfyojji | URL | 2010/12/04/Sat 10:25[EDIT]
小学校3年生の話
私の娘は小学校三年生です。学校の算数のテストで0.5+0.5=1.0としたら、小さな丸になりました。1とした生徒は大きな丸なのだそうです。そこで、母親が教科書会社に電話して教育的意図を確認した上で、先生に抗議をしました。
rinkaan | URL | 2010/12/03/Fri 23:45[EDIT]
Track Back
TB*URL

Copyright © セルフ塾のブログ. all rights reserved.