A: I am busy.
B: Me, too.
I am too busy.
などと使います。
ひとつの単語で「・・・もまた」「あまりにも」という2つの意味。違いすぎます。共通点を見つけることができません。
なぜだろう。
調べてみました。すると、見つかりました。vista英和辞典に。
引用してみます。
【Q】 too の意味についての質問です
(1) Tom has a dog. He has a cat, too.
(2) Tom drives too fast.
tooは,(1)の文では「・・・もまた」,(2)の文では「あまりにも・・・ 」という意味になるそうですね。しかし,「・・・もまた」と「あまりにも・・・ 」とでは、それこそあまりにも意味がちがいます。tooはなぜこんなにちがう意味を表すのでしょうか。
【A】 too のこのふたつの意味はかなり昔から(10世紀ごろから)あったようで,つまりイギリス人はtooのこのふたつの使い分けを昔から自然に行っていたわけです。ということは,逆に言えば,イギリス人はこのふたつの意味をそれほどちがったものと考えていたわけではない,ということになります。
ところで,(1)の文を見てください。トムはイヌを1ぴき飼っています。それだけでなくネコも,です。イヌだけで十分だと思うのにネコまでも,です。何となく「十分以上」という感じがしますね。
次は(2)です。トムはfastにdriveするのですが,ほんとうはfastの上にもfastにdriveするのです。fastは結構だがもうひとつのfastはよけいで,too fastと言うとやはり fastの程度は「十分以上」です。
日本語で「・・・もまた」とか「あまりにも・・・」と言えばずいぶんちがった意味ですが,こうして(1)と(2)を比べてみると,どちらも「十分以上」という感じの意味を表していることにがわかります。
もともとtooは「ナニナニに加えて」という意味を表しています。「加えて」の程度が大きすぎる場合の意味を日本語で言うと「あまりにも・・・」となるということにすぎません。
以下、蛇足ですが、vistaからの説明だけではなんですので。
I am busy.「私はいそがしい」 のイメージが次のようだとします。

I am too busy. は、I am busy. に加えてさらに busy ということですから、次のようなイメージになりますね。

I am busy.「私はいそがしい」 は上のイメージです。Me, too. だと次のようなイメージになります。

この蛇足説明、上のvista辞書の説明で十分なのにそれ以上にしてしまいました。
この説明「もまた」tooの説明ですね。「あまりにも」説明しすぎたようです。
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