読書において、読んで理解する力は、年齢よりも個人差が大きいです。
これは、僕が塾の生徒を指導して実感していることです。
セルフ塾では、小学生から中学生まで読書をさせています。ただ本を読ませるだけではなくきちんと読み取ったかどうかをチェックします。内容についての簡単な質問をするのです。
小学6年生の Shunya君とKakoさんは、かなり読書の力が高いです。これまで何冊も本を読んできました。
先日から、2人には、中学生にとっても少し難し本に挑戦させています。オー・ヘンリーの「最後のひと葉」です。これは、オチがはっきりしていて、きちんとを読み取ったかどうかを僕が確かめるのに、最適の本です。短編であるのもいいです。
きのう、Kakoさんは「この話(警官と賛美歌)うける!!」といって、とてもうれしそうな顔でやってきました。きちんとを読み取っているからこそ、その「うける」という言葉が出るのです。
Shunya君が、「犠牲打」を読んで、やってきたので質問しました。
「なぜその小説は雑誌に載らなかったの?」
すると、彼はにこにこしながら
「配達する人が取り違えてしまったんだ」と答えました。いとも簡単にそう答えたのです。
その答えを導くのに、これまでなんと苦労してきたことでしょうか。
ほとんどの中学生がそのような答えをしてくれないのです。中学3年生になってもそうです。スムーズに読み取ってくれるのはほんの一握りの生徒だけです。
ほとんどの生徒は、僕が「何故小説が雑誌に載らなかったのか」という問い掛けをして後、読みかえして来ます。
それでも答えを正しい答えをだすことが出来ないことが多いのです。ヒントを出しまくってやっと分かってくれるケースが多いのです。
それを小学6年生の Shunya君が楽々と答えています。
このようなのを見ると、
読書の力というのは、年齢差よりも個人差がとても大きいと言わざるをえません。
ほかの科目、英語、数学、理科、社会などは年齢差の方が大きいでしょう。
中学3年生で学ぶ 2次方程式を小学6年生のShunya君にさせても、できるはずがありません。
国語以外の教科は、その知識を学んだかどうかというのが、とても大きいのです。
それらは個人差よりも年齢差の方が大きいです。
しかし、読解力というのは、これといった知識ではないように思います。もちろん語彙力、文法の力、人生経験などもあるでしょう。
ところが、それだけでは測れない力が読解力にはあるように感じます。
そのことに関してはまたページを改めて書いてみたいです。
とにかく、読書における読解力というのは、年齢の差よりも個人差がとても大きいということは事実です。
それは、僕が小学生から中学生までを教えていること、そして 読書をさせていることの中からつかんだことです。
一つの学年しか指導していない場合、または読書の指導をしていない場合には気づかないことでしょう。
そして、小学6年生と中学3年生に同じ課題をさせるというのもあまりないことをでしょう。
僕はこれまで、うすうす感じてはいたのですが、今回中学3年生にとっても難しい本を小学6年生に読ませてみて、確信した次第です。
これは、僕が塾の生徒を指導して実感していることです。
セルフ塾では、小学生から中学生まで読書をさせています。ただ本を読ませるだけではなくきちんと読み取ったかどうかをチェックします。内容についての簡単な質問をするのです。
小学6年生の Shunya君とKakoさんは、かなり読書の力が高いです。これまで何冊も本を読んできました。
先日から、2人には、中学生にとっても少し難し本に挑戦させています。オー・ヘンリーの「最後のひと葉」です。これは、オチがはっきりしていて、きちんとを読み取ったかどうかを僕が確かめるのに、最適の本です。短編であるのもいいです。
きのう、Kakoさんは「この話(警官と賛美歌)うける!!」といって、とてもうれしそうな顔でやってきました。きちんとを読み取っているからこそ、その「うける」という言葉が出るのです。
Shunya君が、「犠牲打」を読んで、やってきたので質問しました。
「なぜその小説は雑誌に載らなかったの?」
すると、彼はにこにこしながら
「配達する人が取り違えてしまったんだ」と答えました。いとも簡単にそう答えたのです。
その答えを導くのに、これまでなんと苦労してきたことでしょうか。
ほとんどの中学生がそのような答えをしてくれないのです。中学3年生になってもそうです。スムーズに読み取ってくれるのはほんの一握りの生徒だけです。
ほとんどの生徒は、僕が「何故小説が雑誌に載らなかったのか」という問い掛けをして後、読みかえして来ます。
それでも答えを正しい答えをだすことが出来ないことが多いのです。ヒントを出しまくってやっと分かってくれるケースが多いのです。
それを小学6年生の Shunya君が楽々と答えています。
このようなのを見ると、
読書の力というのは、年齢差よりも個人差がとても大きいと言わざるをえません。
ほかの科目、英語、数学、理科、社会などは年齢差の方が大きいでしょう。
中学3年生で学ぶ 2次方程式を小学6年生のShunya君にさせても、できるはずがありません。
国語以外の教科は、その知識を学んだかどうかというのが、とても大きいのです。
それらは個人差よりも年齢差の方が大きいです。
しかし、読解力というのは、これといった知識ではないように思います。もちろん語彙力、文法の力、人生経験などもあるでしょう。
ところが、それだけでは測れない力が読解力にはあるように感じます。
そのことに関してはまたページを改めて書いてみたいです。
とにかく、読書における読解力というのは、年齢の差よりも個人差がとても大きいということは事実です。
それは、僕が小学生から中学生までを教えていること、そして 読書をさせていることの中からつかんだことです。
一つの学年しか指導していない場合、または読書の指導をしていない場合には気づかないことでしょう。
そして、小学6年生と中学3年生に同じ課題をさせるというのもあまりないことをでしょう。
僕はこれまで、うすうす感じてはいたのですが、今回中学3年生にとっても難しい本を小学6年生に読ませてみて、確信した次第です。
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