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セルフ塾は閉めましたが、そのままの名前でブログを続けます。独学,独習。教わるより,学ぶを重視。 セルフラーニングの方法,英語,数学などの情報を発信するつもりです。

オンリーワンとナンバーワンは対立しない
 鈴木章北海道大名誉教授と根岸英一米パデュー大特別教授に、今年のノーベル化学賞が授与されました。

 鈴木教授は、産経新聞の取材で、「研究は1番でないといけない。“2位ではどうか”などというのは愚問」と厳しく批判したそうです。

 以前、「世界にひとつだけの花」という歌が大ヒットしました。「ナンバーワンにならなくてもいい、もともと特別なオンリーワン」いう歌詞でした。

 この歌詞にあるように、オンリーワンとナンバーワンは対立する概念であるように感じます。しかし、そうでしょうか。

 鈴木教授たちは有機化合物の革新的な合成法という分野で他の人が考えなかった方法を考え出したのです。つまり、オンリーワンだったのです。オンリーワンというのは、一つだけということですから、そのままナンバーワンでもあるということになります。

 学校の成績では学年1位というのは一人だけになります。そういう意味ではナンバーワンになるというのはとても難しいことです。しかし、全科目ではナンバーワンになれないが、数学だけなら他人には負けないという人もいます。又数学の図形の問題なら他には負けないという人もいるでしょう。勉強は苦手だが、絵を描かせたらとか、ギターを弾かせたら負けないという人もいるでしょう。自分の得意な分野を見つけて、それはほかには負けないというのがオンリーワンです。だから、得意なものを見つけるというのが大切なことになります。

 自動車が好きなら徹底して自動車について学ぶというのもいいでしょう。すると、自分の住んでいる地域では自動車の修理にかけてはだれにも負けないということになり、オンリーワンになります。そして、それはそのままナンバーワンでもあるということになります。

 ただただほかの人と違っているということだけのオンリーワンなら魅力を感じません。その分野では光り輝いているという人こそ本当のオンリーワンなのです。そのようなオンリーワンになるためには自分を磨きあげる努力が必要です。そしてその分野では絶対に負けないというナンバーワンになることが大切なのです。それこそが本当のオンリーワンなのです。

 そのためには基礎学力はとても大切です。基礎の上に、他とは異なる自分らしさを築いていくのです。ほかの人と争ってナンバーワンになるというよりも、自分自身を輝くために、本物のオンリーワンになるために、基礎的な学力が必要になるのです。


 今朝の琉球新報の論壇に掲載されました

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