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ねじれ文を直す
 沖縄県の県立高校入試国語には、作文が必ず出ます。

 中学3年生に作文を書かせるのですが、ねじれ文がとてもよく出てきます。

 最初のほうと後のほうが合っていない文のことを「ねじれ文」と言います。とちゅうでねじれている文なので「ねじれ文」です。

 ねじれた文を与えてそれを修正させました。出典は、麦の芽出版の「たのしい国語中学1年生」です。

① 父が玄関で靴を脱ぎながら、「あした、映画を見につれていってやる。」と言われて、うきうきした。


 これは、最初「父が玄関で靴を脱ぎながら、『あした、映画を見につれていってやる。』と言った。」という文を作ろうとしたのでしょうね。

 それが途中まで書いて「『あした、映画を見につれていってやる。』と言われて、うきうきした。」という文に変ったのでしょう。

 話をしているときは、最初に言ったことを忘れてしまうので、途中でねじれてしまうのです。

 だから、書いてあとでねじれているかどうか、チェックすることが大切です。

 しかし、ねじれ文をつくる人は、この文のどこがねじれているのかよくわからないようです。「直しなさい」と言っても、何をどう直せばいいのかわからないのです。


 「この文の述語は何?」と問うと、「うきうきした」だと分かります。

「では、主語は?」
「父が」

 「父が、うきうきしたのか?」と問われて、「いや、そうではないな」と気付きます。

①’「父が玄関で靴を脱ぎながら、「あした、映画を見につれていってやる。」と言った。それを聞いて、私はうきうきした。」

 
とすればねじれはなくなります。


③私は、体育の時間に、とんだりかけたりすることが好きなので、授業の中でいちばん楽しい。


 もそうです。何が楽しいか、この文では「体育の時間がいちばん楽しい」と書きたかったはずです。

 「体育の時間」を後半に持っていき、

③’私は、とんだりかけたりすることが好きなので、授業の中で体育の時間がいちばん楽しい。


 とすればいいのです。

 子どもたちの中でよくあるのは、「~すること」で始めるねじれ文です。

② このクラブに人ってよかったと思っているのは、小学校のころ弱かったからだが丈夫になってきた。


④ 私は今年やりたいことは、勉強とクラブをー生懸命やりたい。


 「~すること」「~するのは」という形の主語で始めているのに、動詞や形容詞で終わっているからおかしいのです。

「思っているのは、丈夫になってきた。」
「やりたいことは、やりたい。」

 主語と述語だけを並べるとおかしいことに気付きます。

「~ことは」という主語にしたら、「~ことです」で終わるようにします。

②’ このクラブに人ってよかったと思っているのは、小学校のころ弱かったからだが丈夫になってきたことです。


 または、

②’ 小学校のころ弱かったからだが丈夫になってきたので、このクラブに人ってよかったと思っている。


④では、「やりたい」がだぶっているので、それを一つにして、

④’ 私は今年、勉強とクラブをー生懸命やりたい。


 とすれば、ねじれはなくなります。

⑤ 真夜中、通りで一匹の犬がほえていた。近所の人たちは外に出てきて、二階から見ていると、近所の人たちが犬を追っばらおうとしていた。


 この文では、他と主語がちがう「二階から見ていると」が途中にはいりこんでしまって、ねじれているのですね。

⑤’真夜中、通りで一匹の犬がほえていた。(私が)二階から見ていると、近所の人たちが外に出てきて、犬を追っばらおうとしていた。


 とすればいいですね。

⑥ 家の近くで小さくて美しい花を見つけた。その花をそこでは狭くて日当りがよくないので、広い場所に移し変えようと思い、シャベルですくった。


 これは、「その花を」が変です。入る場所が悪いのです。

⑥’家の近くで小さくて美しい花を見つけた。そこでは狭くて日当りがよくないので、その花を広い場所に移し変えようと思い、シャベルですくった。

 または、

⑥’広い場所に移し変えようと思い、その花をシャベルですくった。

 にすればいいですね。

⑦ 文化祭の劇を見て感じたことは、一年よりニ年、二年より三年というように、上級生の方が演技がうまかったが、どの学年も、毎日練習した成果が、十分ではないかもしれないが、発揮できたと思う。


 だらだら文を書いていると、文がねじれてしまう可能性が高まります。だから、短い文を書くように注意します。この文も長いためにねじれてしまっています。

⑦’ 文化祭の劇を見て、一年よりニ年、二年より三年というように、上級生の方が演技がうまいと感じた。どの学年も、毎日練習した成果が、十分ではないかもしれないが、発揮できたと思う。


 とニつの文にして直せばねじれはなくなります。

 こういうねじれ文を与えて、修正させる練習をさせることによって、ねじれているのかどうか意識し、ねじれ文がなくなるのではないかと期待しています。
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