昨日メールで教育相談質問がありました。それに対して次のような回答をしました。
メッセージありがとうございます。
基本的なところに絞って僕の意見をかきます。
母子家庭いでいらっしゃるとのこと。母子家庭でも立派に子どもを育てているお母さんが大勢います。頑張ってもらいたいです。
しかし、子どもを育てるには、やはりお父さんとお母さんの両方が必要です。
母子家庭の場合には、お母さんが、お父さんの役割とお母さんの役割を担わなければいけません。二役ですね。
まず子どもにとって一番大切なことは、お母さんになることです。
お母さんになるというのは、無条件に子どもを受け入れるということです。
子どもの立場に立っていろいろ考えることのできるお母さんが理想です。子どもの味方になるのです。
そのためには、まず何でもお母さんには話せるという気持ちを子どもに持たせるようにしなければいけません。
子どもが何か話しはじめたら熱心によく聴くということです。カウンセリングの一番のポイントは、「話を聴く」です。話を聴くだけで問題が解決することが多いのです。
聞きながら子どもの立場に立つということも大切です。いつも指導的な立場ではなく子どもがどう考え、どう感じているのか、それを本当にお母さんが自分の気持ちとして受け止める必要があります。
次はお父さんの立場です。最近は権威のないお父さんが多くなってしまって心配なのですが、お父さんには権威が必要です。
お母さんの気持で子どもをしっかり受け止める。しかし、子どもの言い分だけでそのままそれに従うだけではいけません。
子どもをどう育てていこうか、どうのように導けばいいのか、それを考えながら子育てしなければいけません。
そういう意味では厳しさが大切になります。
その場合に気をつけなければいけないのは、子どもの力を見ながら、それが達成可能かどうかをきちんと見極めながら指導していかなければいけないということです。
子どもは学校の授業にもやっとついていけるくらいなのに、有名大学をめざすとなると子どもはプレッシャーに負けてしまいます。
子どもの力でできるだけのことをするということです。
塾の仕事をしていて感じるのですが、子どもの力というのはそれぞれによってとても差があります。だからその子に応じた指導をして、そして目標をもつことが大切になります。
最後に、よく言われていて蛇足になるかもしれませんが。兄弟で比べるというのは絶対にやってはいけないということです。
「弟がこれだけできるのに、なぜあなたは」というのは禁句です。
それぞれが自分自身と闘う必要があります。過去の自分を乗り越えればいいのです。他人との競争ではありません。
そのことに関して、最近テレビで柳生一族の言葉に似たようなことがありました。近々ブログに書こうと思っています。。
今回は一般的なことだけをかきました。何か細かいことでもご質問があればお気軽にメールください。
追伸
子どもが嫌がらなければ、できるだけ早い時期から塾に通わせた方がいいと思います。
早い時期からしっかりとした学力をつけていけば、勉強も楽しくできます。それがわかる喜びに通じ、さらに勉強しようとする気持ちにつながります。
わからなければ、勉強は面白くなく、やろうと思いません。6年になると落ちこぼしているときところが多くなり、もう勉強するのが嫌になる可能性がかなりあります。
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