初めまして、先生。
朝日小学生新聞をわが子に購読している、小学生母です。わが子は小四と小二です。
私自身、塾の指導者を始めたばかりで、参考にさせていただければ、とプログラム学習にまず私が取り組み始めました。
ネットで先生の音声を聞いて解く、これを、まだ四話までですが、やりました。
大きい数については、塾の生徒も、苦手な子が多いです。漢数字に書き直したりするのも面倒がっています。
コンマのつけ方が、三つおきなのは、英語で三桁区切りで読むから、というのを初めて知りました。
thoudando,million,billionについて、この説明を読んですっきりです。
日本語では四桁区切りの方が解り易いのですね。
先生に質問です。
・第三話のように、位取り表がない場合は、子どもたち自身に、表を手書きさせて解かせるほうがいいのでしょうか。
漢数字を算用数字にする場合も、表にあてはめるほうがいいのでしょうか。
ここからは、指導者としての私の悩みについて書かせて下さい。
子どもの教育に興味関心があり、わが子にも小さい時から、生活の中で学びにつなげる楽しい工夫などをしてきました。本もたくさん読んできました。プリント学習もさせて、学習習慣をつけてきました。
そのため、小四の息子は特に、多くの本も読み、勉強も集中して取り組めるようになり、成績も良いです。下の娘も、まだ小二ですが、ちゃんと学年相当の学習が身についています。
ところが、塾では、そうでないお子さんも当然おられます。
うちは小学生だけですが、小四、小五のお子さんで、国語も算数も、いわゆる「できない」子にはどう指導したらいいのか、頭を悩ませます。
自学自習が出来る子は、伸び、宿題もやってきます。でも、出来ない子もいます。
私の指導も未熟なので研鑽を積もうと、こうして、先生のプログラム学習をやってみたり、あれこれ市販の教材を探してヒントを得ようとしたりしています。
先生のようにベテランになるには、まだ道のりは遠いのですが。
長々読ませてしまって申し訳ありません。
先生、連載今後も楽しみにしています。
ブログも拝見し、コメントさせていただきました。児童心理を学ばれ、試行錯誤されたのですね。すばらしいです。
それではまた。
コメント,メールのブログ掲載について
お便り、ありがとうございます。ぼくの連載を読んでいただいているとのこと、うれしいです。
まず、位取り表についてへの回答です。
慣れるまでは表を使って、徐々に表がなくてもできるようにすることが大切だと思います。
行動分析学に「フェイドアウト」という方法があります。徐々に手助けを引いているという意味です。ぼくのブログの次のページを参照していただければと思います。
フェイドアウト
お子様の教育はうまくいっているようですね。小さいときからのちょっとしたお母さんの対応が積み重なって子どもたちを育てるものだと思います。
いわゆる「できない」子にはどう指導したらいいのか
以前、「理解力の低い生徒は厳しい先生」というのを書きました。
結論を抜粋すると
理解力の劣る生徒を教えるということは大変なこと、厳しいことではありますが、私たち教える側の力をのばしてくれるのです。だから、理解力の劣る生徒は僕にとって、とても厳しい先生なのです。
ということです。
子どもには差があります。かなり大きな差です。
やはり、ひとり一人の力をみながら、その子の応じた教え方を工夫していくことだと思います。
ぼくもまだまだ未熟です。今後も試行錯誤をしながら、自分の力を伸ばしていきたいと思います。
ぼくがこれまで工夫してきたことはブログに書いてきました。何か参考になればうれしいです。
もっと具体的なことが知りたいなら、メールください。ぼくが分かる範囲で回答したいと思います。
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出版されるということで、ぼくもよろこんでおります。
なにかありましたら、メールください。

>理解力の劣る生徒を教えるということは大変なこと、厳しいことではありますが、私たち教える側の力をのばしてくれるのです。
>子どもには差があります。かなり大きな差です。
>やはり、ひとり一人の力をみながら、その子の応じた教え方を工夫していくことだと思います。
本当にそうですね。私は指導者になってまだ日が浅いので、試行錯誤は当然なのですが、指導者歴が長い先生でさえ、いまだに試行錯誤とは驚きます。
いつまでも謙虚な姿に頭が下がります。
教わりたいことはたくさんあるので、またメールさせて下さい。
プログラム学習の連載は一ヶ月で終了とのことですが、その後、出版をされるとのこと、おめでとうございます。
楽しみにしております。
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