小学5年の算数、「小数の章」の〔第18節 積の大きさ 〕の最初のところは次のように、始めました。
この段階で、子どもたちは、このことについて学んでいません。予想させているのです。仮説を立てさせているのです。
理科の教授方法に仮設実験授業というのがあります。
まず最初に、それぞれが仮説を立てて、討論などをさせます。そしてその後実際に実験をします。するとどうなるのかということを観察させるのです。
最初に自分はこうなのだという仮説があると、実験を見る目もちがってくるのです。
僕はこの節ではそれをまねました。
掛け算の答えの大きさは、どうなるのかということを子どもたちに予想させたのです。仮説を立てさせたのです。
そして、この節の説明に入ったのです。
このようにすると、少しは取り組む姿勢が違ってくるのではないかと期待しているのです。
実際はどうなのでしょうか。
それを知るすべはありません。
3×4=12 の3を「かけられる数」,4を「かける数」,12を「積」といいます。
【問1】 正しいと思うものの記号を○で囲みましょう。
このページを終わってから,もう一度考え直してみましょうね。
(ア) かけ算の答え(積)は,かけられる数よりいつも大きくなる。
(イ) かけ算の答え(積)は,かけられる数よりいつも小さくなる。
(ウ) かけ算の答え(積)は,かけられる数より,大きくなることも小さくなることもある。
この段階で、子どもたちは、このことについて学んでいません。予想させているのです。仮説を立てさせているのです。
理科の教授方法に仮設実験授業というのがあります。
まず最初に、それぞれが仮説を立てて、討論などをさせます。そしてその後実際に実験をします。するとどうなるのかということを観察させるのです。
最初に自分はこうなのだという仮説があると、実験を見る目もちがってくるのです。
僕はこの節ではそれをまねました。
掛け算の答えの大きさは、どうなるのかということを子どもたちに予想させたのです。仮説を立てさせたのです。
そして、この節の説明に入ったのです。
このようにすると、少しは取り組む姿勢が違ってくるのではないかと期待しているのです。
実際はどうなのでしょうか。
それを知るすべはありません。
- 関連記事
スポンサーサイト
Comment

Akemiさま
いつもコメントありがとうございます。
計算ができるだけではなく、理解して、考えることができるように導きたいと努めています。
また、
「スモールステップで、子どもたちが自分で考える学習をするにはどうしたらいいか、工夫」をしているつもりですが、それがうまくいっているかどうか。
でも、それは生徒たちが教えてくれます。
僕がいろいろ工夫して、いいのができたつもりでも、生徒たちが理解できず、不正解ばかりになればそれはうまくいっていないということです。
そういうには、生徒たちが僕に「もっと工夫しろよ」と言っているようなものです。
そのようなフィードバックがあるから、わかりやすい教材を作ることができると思います。
この点は、大学のお偉い先生方よりも、僕たち塾で教えているもののほうがとても有利なのです。
selfyojji | URL | 2011/05/27/Fri 10:49[EDIT]

小二で九九を習い、それ以降、筆算などを通じて、掛け算したら明らかに積は、かけられる数より大きくなっている、という経験を児童はしてきました。
それが小五の小数の掛け算で、初めて、そうではない場合もある、というケースに出くわすわけですね。
(分数を先に習っていると、分数の掛け算で、1より小さい数を掛けると積が小さくなる、というのは経験しているのかな?)
計算のやり方だけを覚えた場合は、こういうことにも気付かずに、学習が進んでいく場合がありますね。
仲松先生はいつも、本当にスモールステップで、子どもたちが自分で考える学習をするにはどうしたらいいか、工夫をしておられる、と感心します。
今朝の朝小の連載で、先日お尋ねしたタイルで0.01のものが出てきました。
とても解りやすい絵と流れでした。
それが小五の小数の掛け算で、初めて、そうではない場合もある、というケースに出くわすわけですね。
(分数を先に習っていると、分数の掛け算で、1より小さい数を掛けると積が小さくなる、というのは経験しているのかな?)
計算のやり方だけを覚えた場合は、こういうことにも気付かずに、学習が進んでいく場合がありますね。
仲松先生はいつも、本当にスモールステップで、子どもたちが自分で考える学習をするにはどうしたらいいか、工夫をしておられる、と感心します。
今朝の朝小の連載で、先日お尋ねしたタイルで0.01のものが出てきました。
とても解りやすい絵と流れでした。
Track Back
TB*URL |
| ホーム |