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セルフ塾は閉めましたが、そのままの名前でブログを続けます。独学,独習。教わるより,学ぶを重視。 セルフラーニングの方法,英語,数学などの情報を発信するつもりです。

理解力の劣る生徒は接着力の弱い接着剤を使って記憶しているようなもの
 比熱が小さい物質は温まりやすくて、また冷えやすいです。鉄などは、すぐに熱くなり、またすぐに冷たくなります。

 水のように、比熱が大きい物質は、温まりにくくて、冷えにくいです。

 ところが、人間の記憶というのは、そのようなものではありません。

 理解力のいい人は、短時間に理解できて記憶します。そしてその記憶が長時間続きます。忘れにくいのです。短時間で覚えて、長時間覚えています。

 一方理解力の劣る人は、理解するために長い時間が必要です。そして、しばらくするとすぐに忘れてしまいます。

 先日、一学期の期末テストの勉強をしました。

 中3の数学では「式の展開」が主な試験範囲でした。ただ、中間テストの範囲であった平方根についても出題されるとのこと。

 それで、平方根の問題をプリントしてさせました。

 ところが、理解力の劣る生徒は平方根について、すっかりと言っていいほど忘れているのです。

 中間テスト前には、かなり勉強して、何とか平方根の理解ができるようになっていました。そして計算もだいぶ上手になっていました。

 それを全く覚えていないのです。「全く」というのは、正しくないかもしれません。

 とにかく単純な計算さえ自分ではできないのです。

 何とか一緒にやってあげると、少しずつ思い出しては来るようでした。だからゼロからの出発ではないのですが、あきれるぐらい忘れているのです。

 あんなに苦労しながらも何とかできるようになったのに、あの苦労は何だったんだろうかと思ってしまいます。

 一方、平方根の理解にそれほど苦しまなかった生徒は、少し戸惑いはあったようですが、すぐに思い出して計算を進めていました。

 理解力の劣る生徒は、接着力の弱い接着剤を使って理解の道をつなぎ合わせているようなものかもしれません。

 最初にその道をつなぐにも、接着力が弱いのですから、何度も接着剤を塗ってはつけを繰り返したのです。そして何とか道がつながったのです。

 しかし、しばらくするとその接着剤がはがれてしまったのです。その道はもうバラバラになっていたのです。彼らの頭の中はこのようなものかなと感じています。

 でも、嘆いていても仕様がありません。

 これが現実なのだということを知って、そのためにはどうするかを考える必要があるのです。

 少し残った記憶を頼りに、それを思い出しながら学習を進めていくのです。
 忘れたといっても全くゼロに戻るわけではありません。

 とにかくこのようなことをくりかえしながら、そのような生徒を指導していかなければいけないと自分を励ましているところです。
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覚えても忘れる
小さな塾で小学生さんの勉強をみています。ある子は五年生ですが、二年生の漢字がわからなかったり、九九もうろ覚えだったりします。
ベテランの指導者に相談すると、その子は学習障害なのではないか、と言われました。
私は学習障害LDがどのようなものなのか知識は持ち合わせていません。
が、理解や記憶をするのに、他の子よりもとても時間がかかる子がいることは確かです。先生の、接着力の弱い接着剤の例えはしっくりきました。

国語は漢字、算数は計算、だけは定着させてやりたいと思います。将来、どんな職業についても、電卓を利用できても、やはりある程度の基本は必要ですし。

学校の勉強が不向きな子は、出来なくてもいい、という考えもありますが。
最低限のところは何とかしてやりたいと思うのですが、現実は厳しいです。
王道や魔法などないのでしょうね。
Akemi | URL | 2011/07/06/Wed 09:15[EDIT]
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