小学1年生前後からできます。そのころの子どもの心の発達にとって、マルバツゲームをするのはとてもいいことだと、僕は思っています。
マルバツゲームを知っていますか。
小学生のころに、黒板やノートに、「井」や「囲」の字ような 3×3の枠を作り、
交互に○や×を描いて、3目並ぶと勝ちというゲームをしたことがありませんか。
そのゲームです。
ノートにやってもいいのですが、ぼくが保育園をやってるころには、盤と駒を作って、子どもたちがいつでもできるようにしました。
それを PDFファイルで載せておきます。
次のページで、PDFファイルの「25マルバツゲーム」を開き、印刷して下さい。
PDFファイル
ペットボトルのふたを9つ集めてください。そのふたをコマにして、それの上に○と×を貼って使って下さい。
簡単ですから、自分で盤と駒をつくってもいいですよ。
囲碁の白と黒の碁石を使ってもかまいませんね。いろいろ自分で工夫して下さい。
さて、ルールは単純で、知っている人が多いでしょうが、念のために書いておきます。
二人で遊びます。
先攻(○)と後攻(×)を決めます。
囲碁や将棋のように、交互にコマを売っていきます。
そして、縦、横、斜め、どちらでもいいですので、自分の駒が3つ並んだら勝ちというゲームです。
僕は、このゲームは、子どもの発達において、とても大切な能力を発達させると思っています。それは「脱自己中心性」いというものです。
子どもは、自分が世界の中心にいると思っています。
そして、自分の目から見た世界のことしか知りません。
それが世界のすべてだと思っています。
相手が自分をどのように見ているか、などということは、考えることもありません。
さて、このマルバツゲームをやるときに、自分の目から見た世界の中でゲームをしていると負けてしまいます。
自分がここにコマを置いた時に、相手はどこにコマを置くのだろうか、ということを考えなければ、このゲームで勝つことはできません。
相手がどのように考えるか、というのを、とても意識しなければいけないのです。
相手はここに打つだろうからと考え、それを邪魔しながら自分の有利な手を打たなければいけないのです。
この遊びをする中で、自分の目から見た世界だけではなく、ほかの人の目から見た世界も意識するようになるのです。
このことは子どもの発達においてとても大きな出来事です。
このゲームに限らず、他の面でもいろいろ好い影響をもたらすと僕は思っています。
このゲームは5、6歳からは遊べます。そして学ぶというよりも、遊ぶ中で子どもの心が発達するということを理解して、楽しく遊んで下さい。
なお、そのゲームを楽しむ様子がなければ、まだそこまで発達していないのです。
半年ぐらいでも待ってから、またやってみてください。
以下に「脱中心化」ということ用語について、ネットで調べたものを載せます。
とても難しい説明ですので、わからなくても構いません。
http://www.1-ski.net/archives/000181.html
マルバツゲームを知っていますか。
小学生のころに、黒板やノートに、「井」や「囲」の字ような 3×3の枠を作り、
交互に○や×を描いて、3目並ぶと勝ちというゲームをしたことがありませんか。
そのゲームです。
ノートにやってもいいのですが、ぼくが保育園をやってるころには、盤と駒を作って、子どもたちがいつでもできるようにしました。
それを PDFファイルで載せておきます。
次のページで、PDFファイルの「25マルバツゲーム」を開き、印刷して下さい。
PDFファイル
ペットボトルのふたを9つ集めてください。そのふたをコマにして、それの上に○と×を貼って使って下さい。
簡単ですから、自分で盤と駒をつくってもいいですよ。
囲碁の白と黒の碁石を使ってもかまいませんね。いろいろ自分で工夫して下さい。
さて、ルールは単純で、知っている人が多いでしょうが、念のために書いておきます。
二人で遊びます。
先攻(○)と後攻(×)を決めます。
囲碁や将棋のように、交互にコマを売っていきます。
そして、縦、横、斜め、どちらでもいいですので、自分の駒が3つ並んだら勝ちというゲームです。
僕は、このゲームは、子どもの発達において、とても大切な能力を発達させると思っています。それは「脱自己中心性」いというものです。
子どもは、自分が世界の中心にいると思っています。
そして、自分の目から見た世界のことしか知りません。
それが世界のすべてだと思っています。
相手が自分をどのように見ているか、などということは、考えることもありません。
さて、このマルバツゲームをやるときに、自分の目から見た世界の中でゲームをしていると負けてしまいます。
自分がここにコマを置いた時に、相手はどこにコマを置くのだろうか、ということを考えなければ、このゲームで勝つことはできません。
相手がどのように考えるか、というのを、とても意識しなければいけないのです。
相手はここに打つだろうからと考え、それを邪魔しながら自分の有利な手を打たなければいけないのです。
この遊びをする中で、自分の目から見た世界だけではなく、ほかの人の目から見た世界も意識するようになるのです。
このことは子どもの発達においてとても大きな出来事です。
このゲームに限らず、他の面でもいろいろ好い影響をもたらすと僕は思っています。
このゲームは5、6歳からは遊べます。そして学ぶというよりも、遊ぶ中で子どもの心が発達するということを理解して、楽しく遊んで下さい。
なお、そのゲームを楽しむ様子がなければ、まだそこまで発達していないのです。
半年ぐらいでも待ってから、またやってみてください。
以下に「脱中心化」ということ用語について、ネットで調べたものを載せます。
とても難しい説明ですので、わからなくても構いません。
http://www.1-ski.net/archives/000181.html
脱中心化
脱中心化とは、発達段階(児童期)においての用語で、前操作期から操作期への移行を特徴づけるもので、自己中心性を脱することを意味する。具体的には、対象に対して知覚情報に基づくひとつの次元・視点に限定されていた思考が、操作期に変換できるようになり、複数の次元の組み合わせ、複数の視点をとること、保存性の概念の理解をも可能になる。言葉や思考も、自己中心言語から社会的言語へ、同時に主観的な思考から客観的思考へと移行し、道徳性についても、他律的なものから集団の中でのルール作りといった自律化の傾向が生まれてくるのである。
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