セルフ塾のきびしい面を紹介します。
この4月にKくんが入塾しました。中学1年生,男の子です。まだ小学生らしさがたっぷりたっぷり残ったとても小柄な子です。目が大きくくりくりしています。
オリエンテーションのときにお母さんから「うちの子はだいぶ後れているのですが・・・」と相談がありました。「どのくらい後れているのですか?」の質問にお母さんなりに答えはするのですが,はっきりしません。最近は通知表では成績がよく分からないのでしかたありません。
とにかくスタートさせました。案の定,みんなと同じようには進みません。漢字も十分に読みとれないので,セルフラーニングはまったくできません。
それで,まずは学力を測りました。漢検の過去問題をさせました。小学1年レベルの10級は合格点でしたが,小学2年レベルの9級は合格点にほど遠い点数でした。200点満点中,合格点は120点ですが,Kくんは1回目79点,2回目61点でした。それで,小学2年の漢字の練習をさせていかなければいけません。
算数の計算をさせると,2けた×1けた,3けた÷1けたのわり算はできました。ただ,1000−7 のようなくり下がりのひき算が最初はできませんでした。これくらいできれば何とか中学の数学の学習ができるので,簡単な中学数学の学習をさせていくことにしました。
さて,特別席でぼくの目の前に座らせます。そしてひとつ一つ指示しながら学習を進めていきます。
最初は,素直にこちらの指示もきいて学習に取り組んでいました。学習量も少な目にして終わったら帰します。
3日前のことです。ここは若い指導者のみなさん,気をつけてくださいね。子どもたちは力関係を見るためにテストをするのです。ぼくら大人を試すのです。これまでやさしくしてきたものですから,どこまでわがままが許されるかどうか,だんだん助長していくのです。
学習中に口笛を吹いたのです。ぼくはやさしく注意しました。「口笛はやめなさい」と。
「はい!」と答えましたが,1分とたたないうちに,先よりも小さいのですが,また口笛です。これはぼくを試しているのです。これを許したら,その後の指導ができなくなります。
「K!! 立て!!」大きな声で怒鳴りつけました。ぼくの声にまわりの方がびびったそうです。そして「いま,口笛を吹くな,と注意しただろう。・・・・」短めではありますが,きつくしかりつけました。
さて,口笛は吹かなくなりましたが,次は学習が進まなくなったのです。ぼけっとして,進みません。軽く注意をしたり,それでも聞かないのできつめに注意したり。
こういう子は,何もしないことに慣れているのです。何もしなくても何時間でもぼけっとしていられる。そのときは9時すぎ。塾の最終時間が10時30分ですから,それまで何もしないでいるつもりでしょう。
それでぼくは言いました。「K,これだけのことをやらなければ,きょうは12時までは帰さないよ。」
Kくんは泣き出しました。「これだけ」というのは,前にやった漢検9級の間違い直しです。その気になれば30分もあれば終わることができます。
そのうちに,漢検の用紙の余白に発作的という感じで何か書いています。細かく細かく。後で見ると「うざい」という言葉がいっぱい。
10時前になり,お母さんが迎えに出ると困るので,家に電話をしました。
「お母さんですか。きょうKくんは学習態度が悪いので,12時まででも残すことにしました」
もちろん,Kくんも聞こえたはずです。目の前ですから。
しばらくして,課題に取り組み始めました。ぼくに教わりながらやっていきます。もちろんぼくはやさしく教えます。そして10時30分には課題を終えることができました。
さて,おととい,きのう。彼の態度はとても良好です。漢字の練習,数学の問題をやってさっさと帰っていきます。
ひとつの山は越えました。これでスムーズに行くかどうか。また,ぼくを試すことがあるかもしれませんが
この4月にKくんが入塾しました。中学1年生,男の子です。まだ小学生らしさがたっぷりたっぷり残ったとても小柄な子です。目が大きくくりくりしています。
オリエンテーションのときにお母さんから「うちの子はだいぶ後れているのですが・・・」と相談がありました。「どのくらい後れているのですか?」の質問にお母さんなりに答えはするのですが,はっきりしません。最近は通知表では成績がよく分からないのでしかたありません。
とにかくスタートさせました。案の定,みんなと同じようには進みません。漢字も十分に読みとれないので,セルフラーニングはまったくできません。
それで,まずは学力を測りました。漢検の過去問題をさせました。小学1年レベルの10級は合格点でしたが,小学2年レベルの9級は合格点にほど遠い点数でした。200点満点中,合格点は120点ですが,Kくんは1回目79点,2回目61点でした。それで,小学2年の漢字の練習をさせていかなければいけません。
算数の計算をさせると,2けた×1けた,3けた÷1けたのわり算はできました。ただ,1000−7 のようなくり下がりのひき算が最初はできませんでした。これくらいできれば何とか中学の数学の学習ができるので,簡単な中学数学の学習をさせていくことにしました。
さて,特別席でぼくの目の前に座らせます。そしてひとつ一つ指示しながら学習を進めていきます。
最初は,素直にこちらの指示もきいて学習に取り組んでいました。学習量も少な目にして終わったら帰します。
3日前のことです。ここは若い指導者のみなさん,気をつけてくださいね。子どもたちは力関係を見るためにテストをするのです。ぼくら大人を試すのです。これまでやさしくしてきたものですから,どこまでわがままが許されるかどうか,だんだん助長していくのです。
学習中に口笛を吹いたのです。ぼくはやさしく注意しました。「口笛はやめなさい」と。
「はい!」と答えましたが,1分とたたないうちに,先よりも小さいのですが,また口笛です。これはぼくを試しているのです。これを許したら,その後の指導ができなくなります。
「K!! 立て!!」大きな声で怒鳴りつけました。ぼくの声にまわりの方がびびったそうです。そして「いま,口笛を吹くな,と注意しただろう。・・・・」短めではありますが,きつくしかりつけました。
さて,口笛は吹かなくなりましたが,次は学習が進まなくなったのです。ぼけっとして,進みません。軽く注意をしたり,それでも聞かないのできつめに注意したり。
こういう子は,何もしないことに慣れているのです。何もしなくても何時間でもぼけっとしていられる。そのときは9時すぎ。塾の最終時間が10時30分ですから,それまで何もしないでいるつもりでしょう。
それでぼくは言いました。「K,これだけのことをやらなければ,きょうは12時までは帰さないよ。」
Kくんは泣き出しました。「これだけ」というのは,前にやった漢検9級の間違い直しです。その気になれば30分もあれば終わることができます。
そのうちに,漢検の用紙の余白に発作的という感じで何か書いています。細かく細かく。後で見ると「うざい」という言葉がいっぱい。
10時前になり,お母さんが迎えに出ると困るので,家に電話をしました。
「お母さんですか。きょうKくんは学習態度が悪いので,12時まででも残すことにしました」
もちろん,Kくんも聞こえたはずです。目の前ですから。
しばらくして,課題に取り組み始めました。ぼくに教わりながらやっていきます。もちろんぼくはやさしく教えます。そして10時30分には課題を終えることができました。
さて,おととい,きのう。彼の態度はとても良好です。漢字の練習,数学の問題をやってさっさと帰っていきます。
ひとつの山は越えました。これでスムーズに行くかどうか。また,ぼくを試すことがあるかもしれませんが
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