FC2ブログ
セルフ塾は閉めましたが、そのままの名前でブログを続けます。独学,独習。教わるより,学ぶを重視。 セルフラーニングの方法,英語,数学などの情報を発信するつもりです。

自転と日周運動、公転と年周運動の違い、
 中学3年生は、理科で天体を学んでいます。そこで自転と日周運動、公転と年周運動が出てきます。

 この区別が中学生には難しいようです。明らかに違うのですが、関連がとてもあります。それで頭の中がごちゃごちゃしているようです。整理して学ぶ必要があります。

 まず、「日周運動」から始めましょう。

 日周運動は、子どもたちも経験して、よくわかっているはずだからです。ただ、最近の子どもたちの中には、そういうのをまったくと言っていいほど気にしない子もいます。驚くぐらいです。

 とにかく、太陽が、朝、東の空に昇って、お昼ごろ南の空を通り、そして西の空に沈んでいくというの説明します。

 このように「1日を周期に太陽が運動すること」を日周運動と言います。

nisshuuunndo.jpg


 日周運動は太陽に限りません。よく観察しないとわからないでしょうが、月も動いています。東の空から上り、西の空に沈んでいくのです。星もそうです。

月の日周運動の動画


 この日周運動は注意すれば経験できるので、まず理解させやすいと思います。

 次に年周運動に進みます。

 これはかなり注意して、長期間にわたって観察しないとわかりません。ぼくも、実感としてわかるようになったのは、深夜の散歩を始めたからです。それも何気なく空を見上げていたのではわからないでしょう。

 秋になると東の空にオリオン座が見え始めます。そして冬には南の空に、そして春には西の空に変わります。

 このように同一時刻に観察すると、 1年を周期に星などの天体が動くことを年周運動というのです。

nenshuundo.jpg


 もう一度日周運動に戻ります。

 僕らは、太陽は東から昇って南の空をとおって西に沈むように見えます。

 昔の人は、太陽が動いているのだと考えていました。
 これを「天動説」といます。天が動くという考えです。

 さて、研究が進むにつれて、実際には地球が動いているということがわかったのです。地球が西から東に回転するので、太陽やほかの天体が、東から西に進むように見えるのです。

 だから、日周運動はほんとうの運動ではなく、見かけの運動なのです。そのように動くように見えるだけなのです。

 地球が自分で回転するので、これを自転と言います。地球が自分の地軸を中心に回転するのです。
次の動画が地球の自転です。
地球 自転 Rotation of the earth





 実際に地球が自転して、日周運動が起こる、天体が動くように見えるということです。そこのところを強調して教える必要があります。う 。それを「地動説」と言います。

 天体の年周運動も、見かけの運動です。

 これは地球が太陽の周りを公転しているからです。

 公転の「公」は、自分だけではなく他人との関係という感じの意味です。

 地球だけの問題ではなく、太陽が関係した回転なので公転と言います。

地球公転~太陽位置VGA
次の動画の前半部分が地球の公転です。後半は地球が静止しているとして、太陽がどう動くのかを描いています。



 地球が公転しているから天体の年周運動をが起こるということです。

 公転によって、なぜ年周運動が起こるのかの説明は次のページを見てください。

なぜ、星座は季節によって、東から西に動いていくのか


 原因と結果で、とても深く結びついているので、中学生は混乱してしまうようです。

 整理して考えれば、理解しやすい概念だと思います。

 まとめてみます。
 日周運動とは、天体が1日を周期に動くようにみえること。
 年周運動とは、天体が1年を周期に動くようにみえること。
 自転は、地球が自分の地軸を中心に1日に1回、回転すること。
 公転は、地球が太陽を中心に1年に1回、回転すること。
 他の天体にも、自転、公転はあります。

 そして、地球の自転によって日周運動が起こり、
 地球の公転によって年周運動が起こる。

 分かったでしょうか。



セルフ塾の中学理科(地学編)わか...
「セルフ塾のブログ」の記事をまとめて、キンドルで出版しました。



関連記事
スポンサーサイト




Comment

 秘密にする

Track Back
TB*URL

Copyright © セルフ塾のブログ. all rights reserved.