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セルフ塾は閉めましたが、そのままの名前でブログを続けます。独学,独習。教わるより,学ぶを重視。 セルフラーニングの方法,英語,数学などの情報を発信するつもりです。

ホーキング、宇宙と人間を語る
 「ホーキング、宇宙と人間を語る」を読みました。


 正直言って難しいです。わかりやすく書く努力はしているように感じますが、やはり内容そのものが難しいのです。

 半分も理解できたか、怪しいです。

 さて、この本は、ホーキング博士が神の存在を否定しているということで話題になりました。

 どのように否定しているのか、とても関心がありました。それに関連する部分を引用します。

 M理論によると、私たちの宇宙は唯一の宇宙ではありません。M理論は、多くの宇宙が無から創生されたと表現します。宇宙の創生には超自然的な存在である神の介入を何ら必要としません。p16


 自然法則に対して無知であったがために、古代の人々は人間の生活のあらゆる面を支配する存在として神を作り上げたのです。p24


 およそ2600年前、古代ギリシャの哲学者タレスの登場とともに変化が表れ始めます。自然は解読可能な矛盾のない原理にしたがっているという考え方が生まれたのです。そうして神の支配という思想を、自然法則によって宇宙が支配されていて、私たちがいつか知ることになるであろう設計図に従って宇宙は創造されたのだという理解に置き換える、長いプロセスが始まりました。p24


 ピエール=シモン・ラプラスは、他の惑星の摂動は累積するものではなく、周期的にすなわち単に繰り返されるサイクルであると論じました。つまり、太陽系は自分自身で軌道を元に戻しているということです。なぜ太陽系は今日まで安定して生き残ったのかを説明するのに、神の介入は必要ないのです。p44


ナポレオンは、このことをよく理解して、ラプラスに「それでは神はこの世界体系とどのように適合することになるのか?」と尋ねたといわれています。ラプラスは「陛下、私はそのような仮説を必要としたことはありません」と答えたそうです。p45


 時間が空間のように振る舞うと理解することは、新たな代案をもたらします。この考えは、宇宙が始まりをもつことに対する古い反論を取り除くだけでなく、宇宙の始まりが科学の法則によって支配されており、何らかの神によって動かしてもらう必要もないということを意味します。p192


 なぜ、宇宙は存在しているのでしょうか ?どうして無ではないのでしょうか ?
 なぜ、私たちは存在しているのでしょうか ?
 なぜ、自然の法則は今あるようになっているのでしょうか ?どうして、ほかの法則ではないのでしょうか ?
(中略)
 私はこれらの質問に、何らかの神的な存在に訴えることなく、純粋に科学の範疇で答えることが可能であると主張します。p240


 重力のような法則があるおかげで、第6章で述べたように宇宙は無から生成できるのです。宇宙の自発的生成が、なぜ宇宙が存在するのか、なぜ私達が存在するのかという問題に対する答えです。宇宙を生成して発展させるのに神に訴える必要はないのです。p252



 このホーキング博士による、神の存在の否定の論理は新しいものではありません。僕も昔からそう思っていました。そのような考えは前からいろいろ読んでいます。

 つまり、昔は自然現象などを説明することができないために神という存在を作り上げたのです。しかし、科学が進むにつれて神を持ち出す必要がだんだん狭まってきました。

 ホーキング博士による説明だと、科学がどんどん進み、神の存在の必要が狭まったというよりも、全くなくなったといってもいいくらいだということでしょう。

 宇宙とは何か、その始まりはどうなのか、ということを十分に理解している博士による、神の存在の否定は、自信が感じられ、力強いです。

 僕は、宇宙とは何か、その始まりはどうなのかを十分には理解出来ません。

 しかし、現代科学を信じています。だから、このようなところまで科学が解明しているということで、神の存在は全く必要ないということに同感いたします。
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