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「生きがいの創造」批判・・・記憶はウソをつく
「生きがいの創造」の退行催眠批判
 で、
アメリカで、子供が親に性的虐待を受けたということで訴訟が起こります。
 催眠によって、親に性的虐待を受けた記憶がよみがえってきたからです。
 それが裁判で争われました。
 結局、催眠によってよみがえった記憶は間違いだったということになったのです。
 それ以後は、催眠の記憶による裁判は起こらないようになっているとのことです。

 それが具体的に書かれている本を見つけました。

「記憶はウソをつく」です。


そのp34~36を引用します。

 一九八〇年代後半から九〇年代のアメリカでは、子どもが蘇らせた被虐待経験の記憶をもとに親を訴えて、裁判の結果その被虐待記憶が捏造されたものであることが判明するといった事件が次々に起こっていた。

ある女性は、一九八六年に精神科医の治療を受けたが、そこですさまじい被虐待経験の記憶を蘇らせることになった。子ども時代に悪魔儀式に加わり、なんと赤ん坊をむさぼり、性的暴行を受け、動物と性交し、友だちが殺されるのを無理やり見せられたというのだ。この恐るべき出来事の記憶が長年にわたり抑圧きれてきたと、その女性は信じ込むようになっていた。

その女性はまたー二〇以上もの数にのぼる人格を持つ解離性同一性障害と診断されていたが、このような深刻な人格解離が生じたのは、子ども時代に激しい性的および身体的な虐待を受けたためであると精神科医から説明された。

これが本当だとすると、あまりにすさまじい虐待であるが、その後の調べにより、この精神科医が子ども時代に虐待を受けたという偽りの記憶を想起するように誘導したことが判明した。その女性は精神科医を告発し、裁判の末一九九七年に二四〇万ドルで示談が成立した。

別の女性は、教会のカウンセラーに心理療法を受け、七歳のころからー四歳のころまで、父親から定期的に性的な暴行を受け、母親までがときどき父親が自分を押さえ込むのを手伝ったという被虐待経験の記憶を蘇らせた。さらに、このカウンセラーの誘導が続いて、父親が自分を二度も妊娠させたことや、自分にハンガーをもたせて堕胎させたことまで思い出すことになった。

 恐るべき被虐待経験であったが、後に医学的検査を受けた結果、その女性に妊娠歴などないことが判明した。その女性はカウンセラーを告発し、一九九六年にー〇〇万ドルで和解が成立した。

ここまで具体的かつ鮮明で生々しい記憶であっても、実はそれが偽物であり、そのような偽の記憶を、心理療法を通して植えつけることができるとは、にわかには信じがたいことである。だが、これらは現実に起こった出来事なのである。


 どうでしょうか。心理療法、催眠によって、いつわりの記憶が作られるのです。「生きがいの創造」の根拠となっている退行催眠はまったく信用できないということが分かってもらえると思います。

「生きがいの創造」の退行催眠批判 (06/10)


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