中学で学ぶ断層には、正断層と逆断層、そして横ずれ断層があります。
その中で、正断層と逆断層はどこがちがうのか、よく理解できないようです。
ぼくなりに説明してみます。
まず、上盤と下盤の違い。それは前の記事でも書きましたが、確認します。
断層面の上の方にあるのが上盤、下の方にあるのが下盤です。あくまでも断層面の上か下かです。
断層の断面を横から見た図です。

さて、その断層に両方に引かれる力が働くとします。
断層がコンクリートのように硬いものだとすると、次のように穴があいてしまうでしょうね。
しかし、ふつうそれほど硬くはない。だから、穴があくことなく、下に落ちるようにして、次のようになります。
実際には、穴があいてから落ちるのではなく、ずり落ちるという感じです。

これが正断層。
上盤が下にずり落ちるのです。
次は、両側からはさみつけるように、押す力が働くとします。
これは次のようにずれてしまうというのは、イメージしやすいですね。

これが逆断層で。上盤がずり上がるのです。
上盤がずり下がるのが正断層、
上盤がずり上がるのが逆断層です。
YouTubeにモデル実験がありました。
逆断層のモデル実験
正断層のモデル実験
「セルフ塾のブログ」の記事の中から、中学理科(地学)に関するものを集め
『セルフ塾の中学理科(地学編)わかる教え方』として、 Kindle ストアから出版いたしました。
その中で、正断層と逆断層はどこがちがうのか、よく理解できないようです。
ぼくなりに説明してみます。
まず、上盤と下盤の違い。それは前の記事でも書きましたが、確認します。
断層面の上の方にあるのが上盤、下の方にあるのが下盤です。あくまでも断層面の上か下かです。
断層の断面を横から見た図です。

さて、その断層に両方に引かれる力が働くとします。
断層がコンクリートのように硬いものだとすると、次のように穴があいてしまうでしょうね。
しかし、ふつうそれほど硬くはない。だから、穴があくことなく、下に落ちるようにして、次のようになります。
実際には、穴があいてから落ちるのではなく、ずり落ちるという感じです。

これが正断層。
上盤が下にずり落ちるのです。
次は、両側からはさみつけるように、押す力が働くとします。
これは次のようにずれてしまうというのは、イメージしやすいですね。

これが逆断層で。上盤がずり上がるのです。
上盤がずり下がるのが正断層、
上盤がずり上がるのが逆断層です。
YouTubeにモデル実験がありました。
逆断層のモデル実験
正断層のモデル実験
「セルフ塾のブログ」の記事の中から、中学理科(地学)に関するものを集め
『セルフ塾の中学理科(地学編)わかる教え方』として、 Kindle ストアから出版いたしました。
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