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セルフ塾は閉めましたが、そのままの名前でブログを続けます。独学,独習。教わるより,学ぶを重視。 セルフラーニングの方法,英語,数学などの情報を発信するつもりです。

バッテリーⅡから学ぶ
 バッテリーⅡ,おもしろかったです。



 ぼくは教育に携わるものだからか,これを教育書として多くのみなさんにも読んでもらいたいと思います。もちろん,物語として楽しみながら。

 主人公の原田巧が野球部に入部。戸村監督(オトムライ)との会話です。


「ただし素質はみがかなければ、それだけのもんで終わる。努力と理にかなった練習、試合経験。これからーつひとつ、学んでいくんだ。これからだぞ、原田。わかっとるな」
「はい」
「けっこう。では、手はじめに」
オトムライの手が、巧の髪をつかんだ。
「髪が長すぎる。野球をする頭じゃない。ちゃんと散髪してこい」
巧が振りはらうように身体をよじった。肩が豪にぶつかる。
「髪を切ったら持続力がつくんですか」
ひと呼吸、息を整えて、巧が言った。
「なんだと」
「理にかなった練習って、監督言ったじゃないですか。髪の長さなんて、どうでもいいでしょう」
「おまえな、さっき素直じゃてほめてやったのに、どうしてそうなんだ。指示にしたがえ。そうしないと指導ができんだろう」
「練習方法についてはそうします」
オトムライの顔がゆっくりと赤くなる。


 ここを読んで思い出したことがあります。
 塾の生徒が大会前に坊主頭になります。ぼくはその子たちに言ったことがあります。
「丸坊主をしたら,野球がうまくなるのか? プロ野球の上原は髪が長いよ」

 また,ぼくが高校生のころ,ビートルズ,ヒッピーの影響か,長髪が流行った。男も肩まで髪を伸ばしていた。先生に注意されたので,クラスで先生と話し合いをしたことがあります。あのころは学生運動の影響だったのか,生徒も強かった。
 だから,この巧くんのように先生に反抗するのを読むと胸がすーっとしますね。ただ,このような生徒はできれば持ちたくないですが。

 さて,ここから学ぶことがあります。要するにぼくがいいたいのは,この監督を反面教師としてもらいたいということです。
 教師と生徒は上下の関係にあります。だから教師の指示には生徒は従う。しかし,それは理にかなっていなければいけない。

 教師は,権威というか権力というか,それを持っている。中にはそれがまったくなくて生徒に馬鹿にされるのもいるようですが。
 まあそれは別にして,権力を持っているから,理にかなっていなくても力ずくで従わせることができます。

 しかし,そこをぼくらが自分を見つめて,いま従わせようとしているのは理にかなっているかを自分自身に問いかけてみるのは必要なことだと思うのですね。

 トムライ監督のために書きますが,監督はあとではこの巧を認めます。さて,ぼくにこの監督のようなことができるか。少し心配。こんな反抗的な生徒でも認めるべきところは認める。これも広い心がないとできませんね。
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