たいていの物質は、固体のときに体積は一番小さく、
気体のときに一番大きくなります

、
それぞれの状態を、人間の動きに喩えてみます。
固体は手をしっかりにぎった状態、
液体は、手をはなし、ゆっくりそれぞれのまわりを歩いている状態
気体は、さかんに走り回っている状態となります。

だから、固体の体積がいちばん小さく、気体が大きくなるのです。
さて、ジュースの缶を冷凍庫に入れておくと,大きくふくらんだり,悪くすると破裂してしまいます。
また,寒い地方では水道管の水が凍って管が破裂することもあります。
それは氷の体積が、水の体積より大きくなるからです。

なぜ、水は、固体(氷)になると体積が増加するのでしょうか?
上で、それぞれの状態を人間の動きにたとえました。
たいていの物質とちがって、水は、水の固体(氷)は、図のように手を大きく広げてすきまを作るように結びつくのです。

そうすると、固体ではあっても場所をとりますね。
分子の図で表すと、図のような感じです。

液体の水はくっついてなく、ばらばらです。
固体である氷は、しっかり分子通しが結びついているのですが、大きなすきまをつくるので、体積が大きくなります。
図で分かると思います。
そのため,缶や管が破裂するのです。
次の動画もごらんください。
液体が固体になった時の体積変化-中学(81秒) NHK for school
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