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セルフ塾は閉めましたが、そのままの名前でブログを続けます。独学,独習。教わるより,学ぶを重視。 セルフラーニングの方法,英語,数学などの情報を発信するつもりです。

マシュマロ実験
 さて,以前,「EQ」という本がベストセラーになりました。

 その中に,マシュマロ実験が紹介されていました。

 ある部屋に幼児を入れます。目の前の皿にマシュマロが1個置かれています。
 そこで実験者がこういいます。「私は,ちょっと用事があって出ていくので,しばらくここで待っていてください。このマシュマロは私が出てすぐに食べてもいいです。でも,私がもどるまで食べないでいたら,もう1個マシュマロをあげます」
 と伝えて,出ていきます。

 要するに,いま1個だけマシュマロを食べるか,しばらくがまんして2個のマシュマロを手に入れるか,子どもに判断してもらうのです。

「明日の百より今日の五十」や「のちの千金」というのは,明日、ほんとうに手にすることができるかどうか分からないようなものをあてにするよりも、不十分であっても今確実に手に入るものの方が大切だ、というたとえだそうです。web上で調べてみました。

 とすると,いま1個のマシュマロを食べてしまった方がいい,ということになりますね。

 強化においては,強化子を与えるタイミングはとても重要です。ハトやネズミの実験です,10分の1秒ずれるだけで,強化が難しくなるそうです。

 今,目の前にある強化子の方がずっと力があるのです。

 ここにセルフラーニングを難しくする鍵があります。

 1年後に入試がある。それにぜひ合格したい。これは大きな+強化子です。ただ,それを得るのがずっとずっと後のことになります。

 逆に勉強をするのは苦しいから,テレビを見る。ゲームをする。寝る。これはプラス強化子としては入試に比べると小さい。しかし,すぐ得ることのできるものなのです。

 強化子を得ることのできるタイミングがいつのことなのか,というのが行動に及ぼす影響がとても大きい。だから,いまがまんして勉強をして欲しいと親は教師は思うのですが,そうはしてくれない。

 セルフラーニングにおいてもそうです。自分では入試に合格するためにがんばりたいと思っている。しかし,目の前の誘惑につい負けてします。これは+強化子が与えられるのが遅いからです。

 こういうのはもういくらでも例を出せます。
 
 甘いものを食べてばかりいると虫歯になる。虫歯になるということはとても痛いことなので,強いマイナス強化子です。それをのがれることは強いプラス強化子です。つまり,甘いのをがまんするということが虫歯にないという+強化子として働く。
 しかし,目の前にあるのは甘いもの。虫歯になるのはずっと後のこと。
 目の前の甘いものという小さいプラス強化子によって,少しずつ虫歯に向かって進んでいくのです。
 
 ぼくもダイエットしなければならないので,書きにくいのですが,
 もう分かりますね。体重を減らしたい。それにうそはない。でも体重が減って大きなプラス強化子が得られるのはずっと先のことです。目の前にはおいしそうなものがある。その誘惑にはつい負けてしまうのです。

 愛林檎さんのコメントに
>>そして問題が解けた場合は、「即」答えが合っているかどうかが気になるらしいのです。
全体で40人程での学習なのに、いちいち「先生、これで合ってる?」と自分の元に呼び寄せたがります。
「後で答えあわせするから・・・」とこちらが応対すると「ケチ!!」と言い出す始末。
 これも,プラス強化子をすぐにほしがるヒト一般の性質が見えています。

 ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
 この記事はmixi,セルフラーニングのコミュ,心理学入門のトピにぼくが書き込んだものの転載です。
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=30656790&comm_id=1037793
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