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セルフ塾は閉めましたが、そのままの名前でブログを続けます。独学,独習。教わるより,学ぶを重視。 セルフラーニングの方法,英語,数学などの情報を発信するつもりです。

落合博満の人を動かす法


 落合博満著「コーチング」への一般的な感想は,次のページで述べました。

http://selfyoji.blog28.fc2.com/blog-entry-329.html

 ここでは,この「強化」と関連のあることにしぼります。

 まず,抜粋します。


● 若手を育てるために必要なことは何か。精神的なモチベーションを高めさせることである。そのためには,目の前にニンジンをぶら下げてやる。

● これだけ頑張って一軍に上がり,そこでこれだけの数字を残せば,こんなに多くの年俸が手にできる。そうすれば,こんな贅沢な暮らしができるのだ,ということを何度も言ってやる。

● 経営者にとって大切なことは,社員の能力をシビアに観察しながら,ある程度の結果を示した解きに,「よし,次のこれを目指して頑張ろう」とモチベートする材料を出せるかどうかだ。

● だが,私は違う。私が球団代表なら,年俸を7000万円くらいまで下げて1年契約を提示する。ただし,残した数字に応じて出来高払いを設定し,翌年も優勝に貢献するような働きをしてくれたら,最高2億円くらいまでが手にできるようにしてやる。

● 私が初めて首位打者を獲得した81年オフの契約更改がいい例だ。大幅な年俸アップを期待する私に,「君には実績がないから」のひと言で,わずかしかアップをしてくれなかった。ただし,「今年も同じような数字を残せたら,大幅にアップしよう」と約束してくれた。この「同じような数字を残せたら,大幅にアップ」がモチベートできるキーワードだった。結果を書いておこう。目の前においしそうなニンジンをぶら下げられた私は翌年,史上最年少で三冠王を獲得したのである。

 ※  ※  ※  ※  ※  ※  ※  ※  ※  ※ 

 「強化」を有効に使う術を落合は知っているのですね。行動分析学を学んだというよりも,自分の経験から人の動かし方を学んだのでしょう。前にも書きましたが,人は皆心理学者,そして中には天性の優れた心理学者がいるのです。彼もその1人でしょう。

 「出来高払い」がどんなに有効か,分かっているのです。

 落合が中日の監督になってすばらしい働きをしています。このように人の動かし方を知っているからこそできることですね。

 「いい学び手は,いい教え手か」というmixiのトピで意見交換をしたことがあります。
 http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=23244408&comm_id=1037793 

 「名選手は,必ずしも名監督にあらず」と言われます。(正確ではないかも)

 しかし,落合は名選手であり,また名監督でもあります。野球にことを知っているだけではなく,人の動かし方を知っているからなのでしょう。

 ものを教える者は,そのものについて知っているだけではなく,人の動かし方も知る必要があるといういい例だと思います。



 ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
 この記事はmixi,セルフラーニングのコミュ,心理学入門のトピにぼくが書き込んだものに少々手を加えたものです。
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=30656790&comm_id=1037793
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