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セルフ塾は閉めましたが、そのままの名前でブログを続けます。独学,独習。教わるより,学ぶを重視。 セルフラーニングの方法,英語,数学などの情報を発信するつもりです。

沖縄方言で 東は「アガリ」、だから 太陽は東から
 中学3年生のRコさんがやってきて
「太陽は東から上がるでしょう。 それの覚え方を 考えたよ」 と言いました。

「沖縄の方言で 東はアガリというでしょう。
『東から太陽があがるからアガリ』
いい考えでしょう」

 僕はそれに対して
「そうだよ。 沖縄の方言では、太陽が上がるから東をアガリと言うんだよ」 と言ってしまいました。

 すると彼女は、
「ああ、知っていたんだ。いい考えではなかったんだ」と がっかりしていました。

 僕がもっと「いい考えだ」と感激してあげればよかったですね。

 「でも自分で思いついたのは とても素晴らしいことだよ」 とほめてあげたのですが、フォローできていませんでした。

 さて、思いついたことがあったので しばらくして彼女を呼びました。

 「沖縄の方言では 西のことを『イリ』と言うんだよ。
太陽が入る方向だから『イリ』だよ」

 「そしてついでに 北は『ニシ』というんだ」 と言うと、

 「北がニシなら、こんがらがって大変だよ。 方言はもういいよ」と言って、去っていきました。

 そうですね。 本当にそうです。

 西(にし)という標準語があるのに、 北が「にし」では混乱してしまいます。

 ついでに、南は沖縄方言で「フェー(ハエ)」といいます。

 沖縄の姓名に東江(アガリエ)というのがあります。東門は「アガリジョー」です。

 西表は「イリオモテ」ですね。

 初めて吹く北風を「ミーニシ」といいます。「ミー」は「新しい」です。

 南風原という地名がありますが、「はえばる」です。

 さて、中学3年生に東江(あがりえ)くんがいます。

 すると、東は「アガリ」という。太陽が上がる方角だから東(アガリ)だよ、というRコさんのアイデアは、みんなにもすぐ理解してもらえそうです。

 これは結構使えるかもしれません。

 ただ、 中学3年生にもなると、東から太陽が昇るというのは常識で知っていてもらいたいとは 思うのですが・・・・

 次の説明は、次のページからです。

http://crd.ndl.go.jp/reference/modules/d3ndlcrdentry/index.php?page=ref_view&id=1000085384


『沖縄古語大辞典』(沖縄古語大辞典、角川書店、1995年)によると、

p9 東(あがるへ)…東方。太陽の出る方角。……古くはアガルヘ・アガルイ(東方)だったのが、方処を表すヘ・イ(辺)がおちて、アガル、アガリだけで「東」を表すようになった。

p90 西(いるへ)…西。日の入る方、の意。古くは沖縄でも「西」は「にし」といっていた……農耕社会の発達につれて、太陽の上がり、入りが方角を表す東(あがり)、西(いり)に変わっていったものであろう。

p506 北(にし)…北・普通、北をニシという。語源については「いにし」(去にし)説がある。

p549 南(はへ)…語源についての記述はない。

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