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セルフ塾は閉めましたが、そのままの名前でブログを続けます。独学,独習。教わるより,学ぶを重視。 セルフラーニングの方法,英語,数学などの情報を発信するつもりです。

マイナスの強化(罰)
 マイナスの強化(罰)について書きます。

 マイナスの強化は,ある行動をしたときに,それを今後はやって欲しくない。そういうときにやりますね。たいていは,叱る,罰するということになります。

 行動分析学者のスキナーはマイナスの強化は使わないことを勧めています。でも,ぼくは,マイナスの強化が必要なときもあると思っています。実際,塾では罰もします。

 ただ,スキナーが指摘するように,マイナスの強化には,プラスの強化にはない欠点があります。それは一応おさえたほうがいいでしょう。

 まず,罰をする人を恐れるようになります。できるだけ近づかないようになるでしょう。心を開いて話をしません。

 ぼくは父親によく殴られました。だからよく分かります。できるだけ父親の近くにいたくない。できれば顔を合わせたくないと思っていました。あのころは体罰は当たり前だったのでしょうが。

 罰で行動がなくなるのであれば,まだいいのですが,隠れてするようになります。
 罰されるのは分かっていても,ばれなければいいじゃないか,と思うのですね。

 だから,先生の見えないところでいじめを行う。店員に気づかれないように万引きを行う。大人のいないところでたばこを吸う。例はつきません。
 分からないように隠れてやる行動に罰を与えることは無理です。だからそれを減らすことはできません。

 罰には慣れがあります。叱られる子はよく叱られます。叱られるのに慣れているのです。叱られても効果がない。ようするに親は罰のつもりで叱っているが,マイナスの強化子として働いていないのです。

 殴られるのも慣れてきます。

 妻の話です。
 Wくんの勉強態度が悪いので,決められた課題をきちんと終わらないと夜中まで残してさせることにしたそうです。すると,Wくんは言いました。
 「Kyokoさん,ぼくを殴って終わりにして」
 妻はこう答えました。
 「私の仕事はあなたを殴ることではない。あなたに勉強をさせることだ。つべこべ言わずにやりなさい」

 殴られてきた子は,殴られても平気なのです。

 恐怖政治は罰によって国民を統制しようとするものですね。ソ連,ナチスドイツ,戦前の日本などです。いまのミャンマーもそうでしょうか。
 国家に反対を言う人たちを厳罰に処する。それによって自分らの思うように国民を動かそうとするのです。
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