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叱り方のポイント
叱るときのポイントを書き並べてみます。思いつくままに書き出しました。重要度の順ではないです。

1,できるだけ問題の行動が起こった直後に叱ります。マシュマロ実験では,プラス強化子の場合と同じです。すぐの方が効果は大きいです。

2,問題行動が起こるたびに叱る。連続強化の方が効果はありました。叱るときもそうです。ある時は叱り,また別のときは叱らないということどと,子どもはどのように行動すればいいか,分からなくなります。

3,行動を叱るのであって,人格を叱ってはいけない。
前にセルフ塾の例だと「○○くんに考えさせているのに,あなたがその答えを言ってはいけない」というようにします。
 「あなたは出しゃばりなんだから」と言ってはいけません。

4,他人と比較して叱らない。「Aくんはこんなことやらないよ」

5,叱るときはきびしく叱る。おだやかに叱っていると,それに慣れてきます。

6,自分の責任で叱る。「お父さんに叱られるよ」としてはいけないということです。

7,叱る理由をちゃんと説明します。「あなたが答えを教えたら,○○くんは自分で考える機会をなくし,この問題を理解できないままになってしまうでしょう」

8,1で説明したように直後に叱った方がいいです。しかし,直後に叱れないこともあります。そういった場合は,やったときのことをできるだけイメージできるようにしてから叱ります。

9,叱るときは短めに。長々と説教してはいけません。ポイントをしぼって叱り,それで終わりにします。

10,叱りながら過去のことを持ち出さない。「あなたはあのときもこうだったでしょう。」

11,叱ってあとで,そのことについて謝らない。叱ってあと,子どもがしょんぼりしていると「ごめんね,叱って」などと言ってはいけません。ただし,自分が叱ったことが明らかに間違えている場合は,素直に謝ります。

12,いったん叱ったら,その後はそれについてふれない。いつまでもぐずぐず言うのはよくありません。

13,叱ったこととは関係のないことに関し,できるだけほめるように努める。1叱ったら9ほめる。その場合,お母さんは叱って後悔しているから,ほめているんだと思われないように。

(書き忘れていないかな。もし,思い出したらまた書きますね)
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Comment

 秘密にする

紹介させていただきました。
紹介させていただいた記事をトラックバックしました。
よい記事を紹介できてうれしいです。ありがとうございました。
terakoya | URL | 2008/06/23/Mon 12:37[EDIT]
転載の件,もちろん,OKです。 使っていただいたら,とてもうれしいです。
仲松庸次 | URL | 2008/06/23/Mon 11:00[EDIT]
ほめると叱る
叱り方のポイント、これはおもしろいですね。
うちのブログのほうにも書いたのですが、この記事はうちの「ほめる」記事に関連してとても参考になるものだと思います。もしよかったら転載させてもらってもよろしいですか? よかったらお願いします。
terakoya | URL | 2008/06/23/Mon 01:20[EDIT]
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ほめること、バカにしないこと、信用すること
生徒を指導する上で大切にしていることは、生徒をほめることです。 生徒の宿題の出来がよかったときは、なるべくベタ褒めする。難しい問題ができたときには、すごい!超あたまいい!!とほめる。ちょっとほめすぎかなと思うほどに。 そうすると子どもというのは先生が...  [続きを読む]
寺子屋ブログ by 唐人町中学生寺子屋 2008/06/23/Mon 12:34
叱り方のポイント -「セルフ塾のブログ」より-
この前「ほめること、バカにしないこと、信用すること」という記事を書き、いろいろとコメントをいただきましたが、これ沖縄県読谷村の人気塾「セルフ塾」のブログに、これと併せて読んでいただくととても面白いと思える記事がありましたので、管理人Yojiさんの許可を得て...  [続きを読む]
寺子屋ブログ by 唐人町中学生寺子屋 2008/06/23/Mon 12:35
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