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セルフ塾は閉めましたが、そのままの名前でブログを続けます。独学,独習。教わるより,学ぶを重視。 セルフラーニングの方法,英語,数学などの情報を発信するつもりです。

沖縄のテーゲーと政治
 沖縄の人はテーゲーです。テーゲーとはいい加減という意味。政治においてもテーゲーが出てきます。

 ぼくは大学は本土でした。学生運動にもちょっと頭をつっこみ,街頭でチラシ配布をしたことがあります。でも,通る人はほとんどチラシを受け取ってくれないのです。冷たいなあ,とは思いながら,そんなものかなあと思っていました。

 そして大学を卒業し,沖縄に。そして,街頭でチラシを配布しました。すると,ほとんどの人がチラシを受け取ってくれるのです。拒否する人のほうがたま。ちょっと感激しました。

 こんな話もあります。
 沖縄で選挙があり,本土から国会議員が応援に来て候補者といっしょに宣伝カーに乗りました。すると,すれちがう人が立ち止まって宣伝カーに手を振る,車から合図を送る,アパートの窓から顔をわざわざ出して手を振るのです。本土からの応援者はそれを支持者だと思って,こんなに支持者がいるんだと思って興奮していたそうです。

 ところがそうではありません。沖縄では,敵方のチラシも受け取るし,敵方の宣伝カーにも手をふるのです。チラシを受け取るのも,手をふるのも別にお金がかかるわけでもないのに,と思っているのですね。

 選挙になると票読みをします。「A候補にお願いします」と戸別訪問をしたり,電話をかけたり。
「○○さんのお宅ですね。今度の選挙ではAさんに入れてください」
「いいですよ」
「ありがとうございます。ご家族でほかに選挙権をお持ちの方は」
「いるよ。お父さんも子どももみんなAさんに入れるよ」
「ありがとうございます。では,お父さんのお名前を・・・・」

 しばらくして,B候補の選挙事務所から電話が入ります。
「○○さんのお宅ですね。今度の選挙ではBさんに入れてください」
「いいですよ」

 沖縄の人はお願いされたら断れないのです。だから,あの候補にも,この候補にも「入れるよ」と約束するのです。
 だから,票読み段階では,当選ラインの数倍の票を集まってくるのです。ただ,選挙事務所ももう心得たものです。それをそのまま信用はしていません。通常,それの何割程度が実際に投票されるということで計算するのです。

 このようにテーゲーなんですが,それがなんとなく温かいと感じるのかもしれません。
 
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