公企業って、何?
について、質問者のmimizukuさんからメールをいただきました。
収入と利益はあきらかに違います。でも、混乱している人が多いですね。
ぼくが塾をやっているころ、よく生徒から
「Yojiさんたち、とてももうかっているでしょう」と言われました。
生徒たちは自分が毎月支払う塾料がいくらか知っています。そして生徒の数も分かります。その塾料と生徒数をかけた積がぼくの利益だと思ってしまうのです。
こんなにもうかっているのなら、とてもうれしいのですが。
さて、本題に入ります。
単純に考えて
収入というのは、入ってきたお金、金額、
利益は、もうけ、もうかった金額です。
あなたが、鉛筆を1本100円で買ってきて、売るとします。
100円で売った場合。
収入は100円です。100円お金が入ってきたのですから。
でも100円は最初にもっていて、それは買うために使われていますね。
支出(経費)は100円です。
100円(収入)マイナス100円(支出)=0円
利益(もうけ)は0円です。
買ってきて、売るという労働をしたのに、利益は0円ということです。
その鉛筆を120円で売った場合、
収入は120円、支出は100円、
120円マイナス100円=20円
20円の利益(もうけ)になります。
買ってきて売るという労働したことにより20円の利益があがったわけです。
バス会社の場合、乗車料金で得られたお金は収入になります。
それは、乗客をバスに乗せて、移動させるというサービスに対して、支払われたものです。
そのサービスをするためには、バスという乗り物を買わなければいけません。ガソリンも必要です。運転手の給料も。その他いろいろお金がかかります。それが必要経費(支出)です。
収入からその必要経費を差し引いたのが、利益です。
についてですが、中学生ならそう考えてもいいと思います。
ただ、実際には次のようにしているのではないでしょうか。
市営バス会社をこの1年間営業するために、いくらの金額が必要なのかを行政(市長や担当の役場職員など)が計算し、予算に計上します。
それを市議会にかけて、承認されたら、市営バスではそれを使ってバスを運行させます。
そして、バス賃で得たお金はすべて市の収入にします。
つまり、市営バス会社は、必要なお金を市の予算からもらい、
入ってきたお金(収入)はすべて市にあげるのです。
結果的に、赤字なら市は財源が減り、黒字なら財源が増える、というごとですね。
赤字になったから、お金をまわしてください、
黒字になったから、市にあげます、ということではないのです。
について、質問者のmimizukuさんからメールをいただきました。
収入と利益は違う、ということですか?
公企業で赤字になると、市の予算でまかなう。
黒字になった分は、市の予算に返るのですか?
収入と利益はあきらかに違います。でも、混乱している人が多いですね。
ぼくが塾をやっているころ、よく生徒から
「Yojiさんたち、とてももうかっているでしょう」と言われました。
生徒たちは自分が毎月支払う塾料がいくらか知っています。そして生徒の数も分かります。その塾料と生徒数をかけた積がぼくの利益だと思ってしまうのです。
こんなにもうかっているのなら、とてもうれしいのですが。
さて、本題に入ります。
単純に考えて
収入というのは、入ってきたお金、金額、
利益は、もうけ、もうかった金額です。
あなたが、鉛筆を1本100円で買ってきて、売るとします。
100円で売った場合。
収入は100円です。100円お金が入ってきたのですから。
でも100円は最初にもっていて、それは買うために使われていますね。
支出(経費)は100円です。
100円(収入)マイナス100円(支出)=0円
利益(もうけ)は0円です。
買ってきて、売るという労働をしたのに、利益は0円ということです。
その鉛筆を120円で売った場合、
収入は120円、支出は100円、
120円マイナス100円=20円
20円の利益(もうけ)になります。
買ってきて売るという労働したことにより20円の利益があがったわけです。
バス会社の場合、乗車料金で得られたお金は収入になります。
それは、乗客をバスに乗せて、移動させるというサービスに対して、支払われたものです。
そのサービスをするためには、バスという乗り物を買わなければいけません。ガソリンも必要です。運転手の給料も。その他いろいろお金がかかります。それが必要経費(支出)です。
収入からその必要経費を差し引いたのが、利益です。
公企業で赤字になると、市の予算でまかなう。
黒字になった分は、市の予算に返るのですか?
についてですが、中学生ならそう考えてもいいと思います。
ただ、実際には次のようにしているのではないでしょうか。
市営バス会社をこの1年間営業するために、いくらの金額が必要なのかを行政(市長や担当の役場職員など)が計算し、予算に計上します。
それを市議会にかけて、承認されたら、市営バスではそれを使ってバスを運行させます。
そして、バス賃で得たお金はすべて市の収入にします。
つまり、市営バス会社は、必要なお金を市の予算からもらい、
入ってきたお金(収入)はすべて市にあげるのです。
結果的に、赤字なら市は財源が減り、黒字なら財源が増える、というごとですね。
赤字になったから、お金をまわしてください、
黒字になったから、市にあげます、ということではないのです。
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