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セルフ塾は閉めましたが、そのままの名前でブログを続けます。独学,独習。教わるより,学ぶを重視。 セルフラーニングの方法,英語,数学などの情報を発信するつもりです。

「すぐほしい脳」と「がまんする脳」
 以前,「EQ」にあった「マシュマロ実験」について書きました。

http://selfyoji.blog28.fc2.com/blog-entry-323.html

 簡単に言えば,マシュマロをいますぐ1個欲しい子と,少しがまんして後で2個欲しがる子がいるという実験です。

 この差はとても大きい。ゲームをしたい,テレビを観たい。そういった目の前の欲求に従うか。ちょっとがまんして勉強をするか。
 いまちょっとがまんした方が後で得るものは大きい。

 さて,山元大輔著「浮気をしたい脳」によると,その2つは脳にもちがいがあるというのです。


 そこで脳の働きを透視するファンクショナルMRIという機械を使って「すぐほしい脳」と「がまんする脳」を見つけてやろう、と考えた訳だ。 「すぐほしい脳」は、すぐもらえないと興奮しないに違いない。一方「がまんする脳」はすぐもらえなくても、必ずいつかはもらえるならば興奮するはず。そんな予測のもとに、「今なら千円、明日なら千百円の選択をしている時の脳の活動を観察したのである。そして、予想とぴったりの反応をする脳の場所が見つかった。
 
  まずは即金の時にだけドカンと大きく興奮した場所は、内側前頭眼窩野、内側前頭前野,腹側線条体、後部帯状回だった。昔から辺縁系という名前で呼ばれてい情報センター連なる脳が、軒並み登場である。

 これらの場所には、俗称快感神経が伸びていて、「超、気持ちいい!」感覚を呼び起こす脳内物質、ドーパミンを分泌する。ドーパミンは「その場の快感」を生み出す物質なのだ。これが出ると、脳はそれに酔いしれてしまう。タマラン脳になっちゃうのである。こうなると、お金は貯まらん脳なのだ。

 一方、支払いが先延ばしになった時でも、確実にもらえる限りしっかり興奮する場所は,右脳の背外側前頭前野、腹外側前頭前野、外側前頭前野だった。これらは人格を決める脳、判断の脳として有名な部位である。つまり、感情と理性は脳の中の別の場所によってコントロールされていて、その両者が絶えず綱引きをしているのだ。

 なるほど、見えてきたぞ。「今がハッピーならそれでいい」は辺縁系、「ちょっと待て、ここは投資を」は前頭前野の役目という訳だ。


 前に「いい子で心配症候群」を書きました。

http://selfyoji.blog28.fc2.com/blog-entry-426.html

 一般にいう「いい子」と「いい子でない子」の違いもそこにあるのではないでしょうか。

 「いい子」は,理性の脳である前頭前野が発達,自分をコントロールする,
 一方「いい子でない子」は,感情の脳である辺縁系が発達。自分の欲求が先に立つ。

 ふつうに「いい子」なら問題はない。自分をコントロールすることによって,将来に投資し,そして大きな獲物を得る。

 ただ,「いい子」がすぎると,感情を抑圧しすぎて,たまりたまっていつか爆発する。

 専門家はそこを注意しているのです。「いい子」すぎるのは危険ですよ,と。

 ただ,ふつうに「いい子」の親はそれを聞いて心配する。「うちの子はいい子なんだけど,大丈夫だろうか」と。そして「いい子で心配」症候群になるのですね。

 ここでも「中庸」がいいんですよ,ということでしょうか。
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