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セルフ塾は閉めましたが、そのままの名前でブログを続けます。独学,独習。教わるより,学ぶを重視。 セルフラーニングの方法,英語,数学などの情報を発信するつもりです。

秋葉原殺傷事件と無視すること
 投稿した文が,きょうの琉球新報に載りました。

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 東京・秋葉原での17人殺傷事件の加藤智大容疑者は「ネットでも無視された」と無視されたことをとても憎んでいたようです。無視されるというのは,とても大変なことです。子どものいじめにもシカトというのがあり,シカトされた子どもの心は大きく傷つくそうです。

 さて,ダドソン博士は,その著書「しつけの百科」の中で「湿けたポテトチップの法則」を紹介しています。

 子どもはパリパリの乾いたポテトチップが好きです。しかし,それがなければ,湿けたポテトチップでもがまんして食べます。

 それと同じで,子どもはお母さんから認めてもらいたい,ほめてもらいたいと思っています。しかし,それがかなわない場合には,悪いことをしてでもお母さんの関心を引こうとするのです。

 つまり,ほめてもらうというパリパリのポテトチップが手に入らなければ,叱られるということで湿けていてもいいから,関心というポテトチップを手に入れたいのです。
 
叱られるよりも無視されることがイヤなのです。

  秋葉原殺傷事件の加藤容疑者は,ふだん静かにしているときは,無視されていました。ポテトチップが手に入らなかったのです。しかし,殺傷事件を犯してあとは,かなり湿けたポテトチップではありますが,多量に手に入れることができたのです。マスコミで大々的に報道されたのですから,望み通りでしょう。

 さて,では私たち大人は子どもに対してどのようにしているでしょうか。
 
子どもが静かに遊んでいる,みんなと仲良くしている,自分で勉強している。そういうときは,何も働きかけをしていません。つまり無視しています。

 しかし,それが逆だとどうでしょう。うるさく走り回る,兄弟げんかをする,勉強をしない。そういうときは無視できなくなって,叱ってしまいます。

 いい行動をしているときは無視し,悪い行動が始まるとすぐに関心を示す。これは悪いことをやりなさいと勧めているようなものです。

 子どもが悪いことをしているとき,それを無視することは難しいです。特に子ども自身かその友達が傷つくかもしれないときは,飛んでいって止めなければいけません。

 しかし,いいことをしているときは簡単に無視できます。うまくいっているのですから,大人は自分のことに専念できるのです。

 でも,それを逆にしなければいけません。

 加藤容疑者も,ふだんの生活の中で関心を示してくれる人がいればあのようなことはしなかったでしょう。

 ちょっとした心がけでいいのです。静かに遊んでいるところに近づき,笑顔で見る,「楽しそうね」と声をかける,「(勉強)がんばっているね」と肩をたたく,それだけでもいいのです。そして,子どもが話しかけてきたら,よくよくその話を聴いてあげる。これがパリパリの乾いたポテトチップです。乾いたポテトチップが十分に手に入る子は,湿けたポテトチップを欲しいとは思わないのです。 
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