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セルフ塾は閉めましたが、そのままの名前でブログを続けます。独学,独習。教わるより,学ぶを重視。 セルフラーニングの方法,英語,数学などの情報を発信するつもりです。

中学生でもわかる「 iPS細胞とは何か」
  これから 中学生でもわかるように、 iPS細胞とは何か を説明します。
 まず、 中学3年生で学ぶ程度の細胞の知識は持っているものとします。
  それから 分かりやすさを第1にするので、 正確さは少々犠牲にします。だいたいのイメージでいいから知りたい人のための説明です。

  人の卵子と精子が 合体して、1個の受精卵ができますね。 この1個の受精卵かひとりの人間になるのです。 この1個の受精卵はどんな細胞に変わることができる能力を持っています。

 つまり、この細胞は 皮膚の細胞にも、心臓の細胞にも、脳の神経細胞にも変わることが 出るのです。 そういう意味で、受精卵は「完全な万能細胞」です。

  さて この受精卵が細胞分裂を 繰り返していきます。
  ある段階で それぞれの細胞は何の細胞になるか決められます。

  1つの細胞は、「 貴方は皮膚の細胞になりなさい」と命令されるのです。 また 別の細胞は心臓の 心筋細胞になりなさい、 というような感じで。

  皮膚の細胞になる 細胞は、皮膚になるための遺伝子だけが働いて、 そのほかの遺伝子は眠らせておくのです。 その他の遺伝子にフタをするのです。

 すると、皮膚になる遺伝子以外の遺伝子は働かないので、皮膚になる遺伝子にけが働き、その細胞は 皮膚の細胞になっていくのです。

 それらの細胞がたくさんあつまって 皮膚 になるのですね。

 さて、皮膚細胞 は、皮膚なるための 遺伝子だけが働いていて、 その他の遺伝子は眠っています。
  眠っているのであって死んでしまったわけではありません。 細胞の核の中には全てのDNA,遺伝子が残っているのです。 ただ眠っているだけなのです。

 ただし、しっかりとフタがされていて、簡単に開けることができず、 ずっと眠っています。

 そのフタをどうにか開けられないか多くの人が研究してきました。それを山中伸也教授が次の方法で開けることに成功したのです。

  そこにヤマナカファクターという4つの遺伝子を入れたのです。すると、フタが開き、それまで眠っていた遺伝子が 目覚めたのです。 働くようになります。 初期化されるのです。

 その細胞の中の、その他の遺伝子が目覚めたのですから、 その他の細胞に変わることもできます。 万能細胞になったのです。

  受精卵のような何でもというわけではないのですが、 他の細胞に変わることができる受精卵に近い万能細胞になっています。

 その万能細胞を iPS細胞 と言います。

  一度眠らせた 遺伝子を、ヤマナカファクターで目覚めさせた細胞をiPS細胞というのです。その細胞は他の細胞に変わることができる細胞なのです。

  そこで それを培養して 網膜になる 遺伝子だけを働かせ、皮膚になるための遺伝子をふくむその他の遺伝子を眠らせるように操作すると、 この 細胞は網膜の細胞に変わります。

  皮膚の細胞だったものが 一度万能細胞である iPS細胞に変わり、 そして 網膜の細胞に変わるということです。

 その 網膜の細胞を、病気で網膜がだめになった人の目の網膜に移植すると病気が治るということですね。 以上。
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