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セルフ塾は閉めましたが、そのままの名前でブログを続けます。独学,独習。教わるより,学ぶを重視。 セルフラーニングの方法,英語,数学などの情報を発信するつもりです。

数学の文章問題は,「数学語」の読解
 mixiの授業の工夫で
中学生三年に数学の文章題(方程式)を教える時、何を一番のポイントにして教えますか?
 という質問だありました。
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=30037911&comm_id=380962

 以下はぼくの回答です。

 ※  ※  ※  ※  ※  ※  ※  ※  ※  ※  ※  ※ 


 数学は,国語の読解と基本的には同じだと思います。

 算数・数学の文章問題は「読解」ということでブログに書いたこともあります。
「読みとり」は,書かれている内容をそのまま理解すること。
「解釈」は,書かれている内容から,書かれていないことを推し量ること,
 とします。
 数学は,問題の中に書かれている内容から,書かれていない答えを推し量る,導くことなのですから,まさに「解釈」にあたります。詳しくは以下のページ
http://selfyoji.blog28.fc2.com/blog-entry-417.html

 しかし,では国語ができるようになると数学の文章問題ができるようになるかといえばそうとは言えない。
 国語の読解の得意な子の中に数学の文章問題が苦手な子がけっこういます。

 ぼくは,数学は,国語の読解と基本的には同じだと思うのですが,かなり違うところがあると思っています。

 数学は「数学語」とでも呼んだ方がいいくらい,国語の文とは異なります。

 まず,論説文(説明文)では,「解釈」,つまり書かれている内容から書かれていない内容を推し量ることはほとんでありません。論説文では,結論は何度も何度も出てきます。だから,繰り返される語句はキーワードだよ,ということになります。
 論説文では,筆者が言いたいこと(テーマ)をできるだけ読者に伝えようとするので,「解釈」はまずないのです。筆者の言いたいことは何ですか,とう問いでは,文の中から探し出すという作業になります。

 一方,小説では「解釈」が出てきます。いわゆる行間を読む,ということです。ただ,その推理は単純です。たぶん筆者は読者が楽に推理して分かるだろうと思いながら書いています。こうこういう状況の中では,主人公はこういう心理になるだろう,こういう行動をするだろうということは,けっこう単純に理解できます。

 ところが,数学の場合には,かなり難しい「解釈」が出ています。論説文で使われる論理と,小説の「解釈」が合わさったようなものです。

 だから,まずゆっくりていねいに読みとらないといけません。ぼくはよく数学は鉛筆で考えろ,と言いますが,書かれている数字が何を意味しているのか,きちんと書き出して理解することが必要だと思います。

 そして,数学の場合には,似たようなパターンというのがあります。これまでやったどのパターンに当てはまるのかを考えながら読んでいくというのも大切です。

 だから,数学では最初はただランダムに文章問題を与えるのではなく,パターンを大切にしてそれを理解させるような順序で与えることも大切なことです。

 文章問題のパターンをきちんと教えることによって「数学語」を読みとることができると思うのです。
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