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慶應義塾大学出版会 大津由紀雄編著「小学校での英語教育は必要ない」
 慶應義塾大学出版会 大津由紀雄編著「小学校での英語教育は必要ない」を読みました。

  この本は2004年に行われた公開シンポジウムの記録です。 色々な方面の専門家がそれぞれの意見を書かれています。

  次に目次を上げておきます。

1 学校英語教育の視点から考える「小学校英語」(
  小学校英語必修化の議論にひそむ落し穴(斎藤兆史)
  小学校英語などとたわごとを言っているときか(茂木弘道)
  小学校「英語活動」の何が問題なのか)(寺島隆吉)

2 認知心理学の視点から考える「小学校英語」(
  認知学習論から考える英語教育(今井むつみ)
  小学校一年からの英語教育はいらない―幼児期~児童期の「ことばの教育」のカリキュラム(内田伸子)

3 言語教育の視点から考える「小学校英語」
  小学校での言語教育―「英語教育」を廃したあとに(大津由紀雄)
  多言語共生社会における言語教育―多様な言語への気づきをきっかけに(山田智子)

4 多角的に考える「小学校英語」
  小学校教育に求められる基本的な知識とは(鈴木孝夫)
  「必要ない」か「やめたほうがよい」か(波多野誼余夫)
  君と世間との戦いでは世間を支持せよ―世間の期待と公立の小学校英語教育(津田正)
  小学校英語教育反対論は正論か邪論か―シンポジウムのフロアで考えたこと(溝越彰)
  語力と教育(安西祐一郎)


 基本的には 小学校での英語教育は必要ないという立場からの意見がほとんどです。

 色々な立場からの意見が聞かれたのでおもしろかったです。

 その中から1つだけ紹介します。
 波多野誼余夫氏が紹介している、 カナダのマギル大学 のランパート教授がおこなった「イマージョン教育」というものです。

 イマージョン教育とは、 学校での授業をその言語で行うという方法 だそうです。

 例えば、日本において、算数や理科などの授業を英語で行うというものですね。

 カナダ ケベック州は 基本的にフランス語が公用語です。
 しかし、そこには、 英語を話すカナダ人もいますし、 フランス語を 話す カナダ人もいます。

  それで、 英語を話す カナダ人の 子ども達に フランス語で授業をし、フランス語で話す子ども達に 英語で授業をするということを長い間したのです。

 結果は よかったのです。2カ国語を自由に操れるようになったのだそうです。

  そして ほかの言語が遅れるようなこともなかったということですね。

  ただ、これができたからということで、日本において英語で授業を行えば同じような結果になるかといえば そうでもないでしょう。

 いろいろな問題はあるでしょう。
 でも、1つの実験としておもしろいと思います。




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