セルフ塾は閉めましたが、そのままの名前でブログを続けます。独学,独習。教わるより,学ぶを重視。 セルフラーニングの方法,英語,数学などの情報を発信するつもりです。

簡略日本語
 岩波新書 金田一春彦著「日本語 新版(下)」に 「簡略日本語」 という節がありました。 引用します。

 野元菊雄は「日本人と日本語」の中に その 一版を示している。
  それは 動詞の活用などなるべく簡単にして、全て「・・・ます」の形だけにする。 否定は「書きません」、過去形は「書きました」、意志は「書きましょう」、終止形はもちろん「書きます」、連体形は「書きますとき」、 命令形は「書きませ」などというようにするという。
 筆者(金田一春彦)にすれば、例えば連体形は「書く」にした方が終身形と違いが出ていいのではないか、「書きませ」は、ちょっと奇矯だな などと思うが、 そのような外国人向けの日本語を作ることは大賛成である。
  このような簡略日本語の他に、標準日本語はもちろん使うわけで、 そうなると標準日本語の方が簡略日本語の影響を受けて 一部変化することも起こるであろうが これも受け入れていいのではないか。


  面白いと思います。
  外国人にとっては 日本語は難しいでしょう。

  動詞の活用形には、 五段活用、 上一段活用、 下一段活用、 サ行変格活用、 カ行変格活用があります。 まずは、それぞれの動詞が何活用なのかを覚えなければいけません。 そして それぞれの活用形を覚える必要があります。

  しかし助動詞「ます」 をつけると すべて その活用で 通用するのです。何活用なのか覚える必要はありません。
 五段活用「書く」は、上に例のように活用します。

 上一段活用の例としては「起きる」がありますね。 それも、「起きません」「 起きましょう」「起きました」「 起きます」「 起きます 時」「起きますれば」「起きませよ」 となり、「書く」とまったく同じ活用になります。

 下一段の例として 「集める」がありますね。 それも、「集めません」「集めましょう」「集めました」「集めます」「集めます 時」「集めますれば」「集めませよ」 となり、「書く」とまったく同じ活用になります。

 サ行変格活用の「する」でも、「カ行変格活用」の「来る」でも同じような活用です。

  だから「ます」の活用がわかればすべて動詞の活用はできる ということです。

 仮定形、命令形は、 少し おかしい感じがしますが、わからないことはないです。
 文英堂の 「くわしい国文法」 の「ます」の活用では、 命令形は 「お書きくださいませ」となっています。これは丁寧すぎる感じがしますが、分かりますね。
 「くださいませ」 をつけると命令形になると覚えてもいいでしょう。

 また、 最初の頃は Iは、すべて「私」、youは「あなた」とするとしてもいいです。

 その他、日本語を学ぶ人に簡単に習得できる簡略日本語を考えてみるのはいいことだと思います。

 そうすれば 日本語を使う 外国の方も多くなるでしょう。そして、上手になってくれば 標準の日本語を使ってもらうということにすればいいのではないでしょうか。





 ブログの国語に関する記事をまとめました。

関連記事
スポンサーサイト

Comment

 秘密にする

Track Back
TB*URL

Copyright © セルフ塾のブログ. all rights reserved.