清水義範著「スタア」に次のような場面が出てきます。
西岡は芸能プロダクションの社長。少女たちというのは,アイドルスター。今日子はベテランのバラドル。
少女たちが仕事の上で失敗したのを西岡が叱っている。
ここで書こうとするのは,沖縄方言(ウチナーグチ)のことです。
このように他人を叱っている言葉が自分に向けられているように感じるとき,沖縄方言では「ウチアタイ」といいます。
上の場面で,今日子はウチアタイしているのです。
よく使う言葉です。
先日,母から電話がありました。
僕の投稿文「秋葉原殺傷事件と無視すること」を読んだそうです。
http://selfyoji.blog28.fc2.com/blog-entry-429.html
これを読んで,「ウチアタイした」のだそうです。
「あんたは成績が優秀だった。だからほっていても大丈夫だと思って,学校の面談のときには,兄さんと妹のところに行き,あんたのところには行けないこともあった。」と言っていました。
もちろん,ぼくは母を叱るつもりではありませんでした。しかし,母はあれを読んで自分が叱られている気持ちになったのだそうです。
こういうときに「ウチアタイ」という言葉を使うのです。
http://www.churashima.net/word/74.html の説明もどうぞ。
このウチアタイ,ヤマトウグチ(標準語)では何というのでしょうか。どうもぴったりした言葉がないなあ,と思うのですが。
西岡は芸能プロダクションの社長。少女たちというのは,アイドルスター。今日子はベテランのバラドル。
少女たちが仕事の上で失敗したのを西岡が叱っている。
ここは、そういうふうに収まるであろう。西岡は、スター気分でたるんでいる少女たちに活を入れているのだ。このあたりで、一度ガツンと叱っておこう、という教育的な計算もあって怒っている。それは当然のことだ。
少女たちはペンをかきながら、ちゃんとプロ意識を持ってこの仕事を続けていきます、と約束するだろう。ベテランの今日子には、そういう展開が見抜けている。
だが、そのこととは別に、西岡の言葉は、脇できいている今日子に何かを強く伝えてきた
ふと、西岡の言葉が、自分に向けられたものであるような気がした。
なぜか、デスクに肘をついている今日子までが、うなだれてしまっていた。
ここで書こうとするのは,沖縄方言(ウチナーグチ)のことです。
このように他人を叱っている言葉が自分に向けられているように感じるとき,沖縄方言では「ウチアタイ」といいます。
上の場面で,今日子はウチアタイしているのです。
よく使う言葉です。
先日,母から電話がありました。
僕の投稿文「秋葉原殺傷事件と無視すること」を読んだそうです。
http://selfyoji.blog28.fc2.com/blog-entry-429.html
これを読んで,「ウチアタイした」のだそうです。
「あんたは成績が優秀だった。だからほっていても大丈夫だと思って,学校の面談のときには,兄さんと妹のところに行き,あんたのところには行けないこともあった。」と言っていました。
もちろん,ぼくは母を叱るつもりではありませんでした。しかし,母はあれを読んで自分が叱られている気持ちになったのだそうです。
こういうときに「ウチアタイ」という言葉を使うのです。
http://www.churashima.net/word/74.html の説明もどうぞ。
このウチアタイ,ヤマトウグチ(標準語)では何というのでしょうか。どうもぴったりした言葉がないなあ,と思うのですが。
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