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セルフ塾は閉めましたが、そのままの名前でブログを続けます。独学,独習。教わるより,学ぶを重視。 セルフラーニングの方法,英語,数学などの情報を発信するつもりです。

共感すること
 「共感」という言葉をカウンセリングではよく使います。

 クライエントの気持ちに共感するように努めるのです。

 共感とは,ぼくは文字通り「感情を共にする」と考えています。

 クライエントが悲しんでいる。そのときの悲しさを共にするということです。そのためには,悲しんでいることについて語ってもらいます。うなずいたり,相づちをしたり,まとめたりといったテクニックで。

 語ってもらわなければ共感しようがありませんから。

 なぜ悲しんでいるのか,何があったのか,いまどのように感じているのか,

 それを語ってもらい,聴いて,その感情を理解するのです。

 クライエントが主人公なのですから,その立場にたってその気持ちを共にします。

 小説の読解では,よく言われますね。主人公の立場に立って小説を読んでいき,主人公の気持ちになりましょう,と。

 あれと同じことをします。いまここでは,クライエントが主人公です。その気持ちが分からなければいけない,ということですね。

 これはいろんな場面で使えます。

 居酒屋で飲みながら話をするとき,相手が話し始めたら,まず相手の話すことをよく聴いて,相手の気持ちと共感する,すると,相手は気持ちよく話を続けていきます。
 ただし,酔っぱらいは同じ話を繰り返しますから,そういうときは適当に聞き流さないともちませんが。

 議論するときもそうです。反対意見であってもまずは相手の意見に共感することが必要です。相手が何を考えているのか,どう感じているのか,それを理解して,議論を進めなければ,話は発展しません。
 相手の意見を最初からうち破ろうと思って,批判的に聴いて揚げ足取りをしていたのでは,本当の議論とは言えません。

 ただ,こちらは共感的に拝聴しても相手にその気がまったくないことがあり,収集がつかないことがあります。そういうときは,もう聞き流すしかないでしょうか。ケースバイケースですね。

 本を読むときもそうです。最初から批判的に読むのではなく,まずは著者が書こうとする気持ちを知るように努めるのです。

 生徒との間でもそうです。なぜ勉強に身が入らないのか,なぜ休んでばかりいるのか,
 そのような気持ちにまずは共感する。頭ごなしに叱っても子どもたちは聴こうとしません。

 次回は,共感と同感(同情)について書こうと思っています(以前も書きましたが,改めてここに書いておきたい)。
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