セルフ塾は閉めましたが、そのままの名前でブログを続けます。独学,独習。教わるより,学ぶを重視。 セルフラーニングの方法,英語,数学などの情報を発信するつもりです。

漢字の成り立ちはひとつにまとまっていない
 現在、漢字の成り立ちをもとにした、漢字の学習書を作成しています。


「この順序で学べば漢字は面白い(仮称)」を執筆中

 僕が主に参考にしているのは、
小学館の藤堂明保編「例解学習 漢字辞典」、
平凡社白川静著「常用字解」、
そして 尾上兼英 監修の「旺文社小学漢字新辞典」です。

 「山」や「川」など単純なものはこの3つの本の成り立ちは基本的に同じです。最古の甲骨文字を一見しただけで分かるようになっているからでしょうね。ぼくが見てもすぐに分かります。

 ところが、この3つの辞書で異なるのが少なくありません。

 例えば「白」は、次のようになっています 。

白川静著「常用字解」

象形。白骨化した頭蓋骨の形。風雨にさらされて肉が落ち、白骨になったされこうべの形であるから「しろ」「しろい」の意味となる。(以下略)


藤堂明保編「例解学習 漢字辞典」

どんぐりのような形の実をえがいたもの。中が白いので「白い」という意味を表す。


尾上兼英 監修の「旺文社小学漢字新辞典」

親指とその爪の長く伸びた形をえがいた字。白いの意味に使うのは字を借りたもの



 まったく違った解釈ですね。

 「白」の甲骨文字を見ても、簡単に連想できるものはないので、そこには解釈が入らざるを得ません。

 それぞれが歴史的な資料を読んで、それぞれに判断しているのでしょう。

 真実はひとつだと思います。この3つのうちの1つか、あるいはまったく別に真実があるのかもしれません。

 僕にはそれを判断する力は全くありません。

 それで、わかりやすいのを採用するようにしています。

 白をイメージするには、白骨化した骸骨というのは、すぐわかりますね。骸骨は白だと言うのがはっきりしています。

 それに比べると、中身が白いでは少し弱いです。

 ただ、骸骨から甲骨文字に結び付けるのはかなり難しいです。「常用字解」にはもとになった骸骨の絵は描かれていません。骸骨の絵文字から白の甲骨文字への移行が分かりにくいです。

 尾上先生の親指と爪説は、あまりおもしろくないな、と主観的に思いました。

 それで僕は藤堂先生のどんぐり説を採用することにしました。
siiro.jpg

 このように、全く僕の主観で選んでいます。

 僕が書いている学習書は学術的な本ではありません。
 正しいかどうかは横において、学びやすいかどうかで書いています。
 学習書なのでそれでいいかなと思っています。




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