セルフ塾は閉めましたが、そのままの名前でブログを続けます。独学,独習。教わるより,学ぶを重視。 セルフラーニングの方法,英語,数学などの情報を発信するつもりです。

「『学力』の経済学」批判・・・目の前か、人生か
 「『学力』の経済学」を読んでいます。

 この本では、長期的な調査をしたデータを示しているものもありますが、ほとんどは直後の結果です。

 僕は、「なぜ」そうなるのかをわかる学習を、進めてきました。

 なぜ、分数×分数は、分子と分母をひっくり返してかけるのか
 なぜ、負の数×負の数は、正の数になるのか

 そういうことを、理解させてから、計算ができるように指導してきました。

 学校の成績を上げるためなら、そういうことはやる必要はないでしょうね。

 そういうことを理解するのに時間を費やすより、
 ただ、掛け算では分子と分母をひっくり返してかける
 負の数かける負の数は正の数だ
 理由は知らなくていいから、そのまま覚えなさい、
 と言って、ひたすら計算練習をする指導の方が成績は上がるはずです。

 また、僕は塾の時間に「読書」を入れました。読書をする習慣をつけてほしいと思ったからです。

 国語の成績を上げるためには、その単元で習っている文をつかった問題集を解いたほうが、効果があります。
 読書の習慣などというのは、テストの結果には直結しないことは僕でも分かります。

 僕のような指導では、「実験の結果、効果がない」という烙印が押されるでしょうね。

 僕が、このような指導をしているので、中には不安を感じる生徒がいるようです。

 他の塾では、毎日がテスト対策のようなことをしているのですから。

 それで、
 「Yojiさん、セルフ塾は入試に強いんだよね」と確認されたことがあります。

 目の前のテストでは思うように点数が上がらなくても、入試に勝てばいいのだ、ということを自分に言い聞かせたいのでしょう。

 僕はそういう時に
 「セルフ塾は、あなたの人生のために強いんだよ」と答えるようにしていました。

 目の前のテストよりも、人生に役立つ「学力」をつけさせたいと思っていたのです。

 このような僕のような指導は「『学力』の経済学」ので述べられているような実験では「効果がない」ということになるでしょう。

 2016年のノーベル生理学・医学賞を受賞した大隅良典・東京工業大学栄誉教授は、
「未来のため基礎的な研究を支える社会になってほしい」と語った

 そうです。

 目の前にすぐ結果が出る研究より、未来のために基礎的研究を重視すべきですね。

 実験によりデータもいいのですが、そのあたりも考えてほしいです。
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