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フロイトと自由意志,後催眠暗示
 精神分析のフロイトは,決定論者でした。すべての行動には原因があると考えたのです。だから,なぜこの人をこのような行動をするのだろうと考えて追求し,無意識を発見していくのです。すばらしいです。

 フロイトは催眠術が下手だったらしいです。だから実際だれがやったかは分からないのですが,次のようなことをどこかに書いていたと思います。原典をさがそうとしたのですが,本棚にフロイト「精神分析入門」が見つかりません。記憶で書きます。中心部分は間違えていないはずです。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B7%B1%E5%B1%A4%E5%BF%83%E7%90%86%E5%AD%A6 のフロイトのところに軽く説明があります。

 ある男の人(Aさんとしましょう)に催眠術をかけました。そして,
「催眠術からさめたあと,私が軽く咳をします。そうしたらあなたは立ち上がって窓を開けます」と告げます。いわゆる後催眠暗示です。

 さて,実際,催眠術師が軽く咳をすると,Aさんはすっと立ち上がり,窓の近くまで行き,窓を開けました。

 そこで,催眠術師が尋ねました。「あなたは,なぜその窓を開けたのですか?」
 
 するとAさんは,ほんの少し考えましたが,「ええ,ちょっと暑いな,って感じたのです。窓を開けて風を入れたくて」と答えました。

 さあ,どうでしょうか。Aさんは自分の自由意志で窓を開けたと思っているのです。しかし,その一部始終を見ていた人にすれば,Aさんは後催眠暗示によって窓を開けたのは確かなことなのです。

 彼の行動は自由意志によるものではなかった。しかし,それを知らない彼は自分の自由意志によるものだと思っているのです。

 このように私たちは自分の意志でいろいろな行動をしていると思っています。
 恋人を好きになるのも,昼食に何を食べるか決めるのも,きょうの夜は何をしてすごそうか決めるのも。

 しかし,私たちが分からないところでそういうことはすべて決まっているのです。ただ,私たちは知らないのです。なぜ彼女を好きになったのか。なぜ,きょうカレーライスが食べたくなったのか,なぜ映画を観に行こうと思ったのか。

 行動分析学のスキナーも決定論者です。過去の刺激と現在の刺激によって行動は決定されると考えました。そして,その刺激を操作すれば行動も操作できると考えました。

 なお,過去の刺激というのは,産まれて以後だけではありません。それ以前の刺激すべてです。人間の進化に与えた刺激すべてです。
 スキナーは,人間は白紙で産まれてくるといって批判する人がいますが,彼はそうは言っていません。そのことについてはまたいずれ。
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