藤堂明保の分類では「会意兼形声文字」というのがある
ということを書きました。
教育漢字六書分類と藤堂明保編「学研漢和大辞典」
ウィクショナリー日本語版には、次のようにあります。
会意形声文字(かいいけいせいもじ)
それをぼくの解釈で説明します。音読みは中国語の発音そのものではないと思いますが、同じだとして書きます。
「花」という漢字。音読みは「カ」、訓読み(意味)は「はな」ですね。
前の記事で、書いたように、字ができる前から「はな」という意味の話し言葉「カ」というのがありました。
その字を造ろうと思いました。
草、植物に関係があるので、草冠を使うのはすぐに決まりました。
そして、音が「カ」の漢字を探します。
「カ」という字はたくさんあります。
火、果、可、化、香、などなど
そこで、できるだけ「はな」の意味に近いのを選ぶことにしました。
「はな」は、つぼみ → 咲いてはなになる → 散る
というように、姿が変化していきますね。
それで、変化する、化けるという意味をもつ「化」がいいのではないかということになったのです。
「化」は、「カ」と読むので、音符でもあり、意味としても「変化する」ことを表しているので、ぴったりですね。
だから、
「会意兼形声文字」なのです。
もうひとつ例を
「坂」です。
訓読みは「さか」、音読みは「ハン」ですね。
「さか」は土に関係があります。昔はアスファルト道はなかったでしょう。石畳の坂はあったかもしれませんが。
そして、話し言葉で「さか」のことを「ハン」と言っていました。
「ハン」と言う字を探します。半、凡、反 などがありますね。
その中からどの「ハン」を選ぶか。
さかは、そった形だと考えてもいいですね。
土に関係があり、反った形のものというとこと、「坂」になったのです。
「反」は、「ハン」と読むので、音符でもあるし、さかの意味も表します。
このように会意文字でもあり、形声文字でもある文字を会意兼形声文字というのです。
ということを書きました。
教育漢字六書分類と藤堂明保編「学研漢和大辞典」
ウィクショナリー日本語版には、次のようにあります。
会意形声文字(かいいけいせいもじ)
漢字の造字法のひとつで、会意文字と形声文字の特徴を併せ持つもの。六書にはない造字法であるが、従来形声文字と分類されていたものが、その音を表す文字も類縁の文字を選んでいるという事実から造字法として区分するようになっている。
それをぼくの解釈で説明します。音読みは中国語の発音そのものではないと思いますが、同じだとして書きます。
「花」という漢字。音読みは「カ」、訓読み(意味)は「はな」ですね。
前の記事で、書いたように、字ができる前から「はな」という意味の話し言葉「カ」というのがありました。
その字を造ろうと思いました。
草、植物に関係があるので、草冠を使うのはすぐに決まりました。
そして、音が「カ」の漢字を探します。
「カ」という字はたくさんあります。
火、果、可、化、香、などなど
そこで、できるだけ「はな」の意味に近いのを選ぶことにしました。
「はな」は、つぼみ → 咲いてはなになる → 散る
というように、姿が変化していきますね。
それで、変化する、化けるという意味をもつ「化」がいいのではないかということになったのです。
「化」は、「カ」と読むので、音符でもあり、意味としても「変化する」ことを表しているので、ぴったりですね。
だから、
「会意兼形声文字」なのです。
もうひとつ例を
「坂」です。
訓読みは「さか」、音読みは「ハン」ですね。
「さか」は土に関係があります。昔はアスファルト道はなかったでしょう。石畳の坂はあったかもしれませんが。
そして、話し言葉で「さか」のことを「ハン」と言っていました。
「ハン」と言う字を探します。半、凡、反 などがありますね。
その中からどの「ハン」を選ぶか。
さかは、そった形だと考えてもいいですね。
土に関係があり、反った形のものというとこと、「坂」になったのです。
「反」は、「ハン」と読むので、音符でもあるし、さかの意味も表します。
このように会意文字でもあり、形声文字でもある文字を会意兼形声文字というのです。
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