漢字の学習書を作っています。
鉄は「金を失う」と書きますね。なぜそうなのでしょうか。
例解学習漢字辞典(藤堂明保編)には、鉄の成り立ちは次のようにあります。
もともと「鉄」ではなかったのです。戦後、漢字を簡単にするために、
鐵が鉄になったのです。
「迭」「跌」は、どちらも「てつ」と読みます。{更迭(こうてつ)、蹉跌(さてつ)}
それで、「失(てつ)」の音を借りて、鐵が鉄になったのでしょうね。
だから、鉄は金を失うという意味はもともとはないのです。
でも、字を見ると、「金を失う」「お金を失う」
それで、縁起をかついで、「新日鐵、新日本製鐵」のように、旧字体を会社名に使うのですね。
また、JRの正式名称は「日本旅客鉃道」だそうです。
「鉄」「失」ではなく、「鉃」「矢」になっている。
妻はそれに気づき、間違った漢字を使っている、と思ったそうです。
さて、ぼくは、成り立ちとは別に、漢字「鉄」の覚え方を考えました。
鉄はすぐにさびます。理科用語でいえば、酸化します。酸化鉄になるのです。
金属には、たたくと薄く広がる、引っ張ると細く伸びる、金属光沢がある。電気をよく通す、熱が伝わりやすい、といった性質があります。
でも、さびるとそれらの性質を失います。ということで
「≪金≫属らしさを≪失≫う ≪鉄≫」
これですぐに覚えられますね。なかなか傑作。自己満足。
鉄は「金を失う」と書きますね。なぜそうなのでしょうか。
例解学習漢字辞典(藤堂明保編)には、鉄の成り立ちは次のようにあります。
もとの字は鐵。右側は、土(元は大)と呈(まっすぐ)と戈(ほこ)とでできた字。まっすぐで大きな戈のことで、「よく切れてまっすぐにつき通る」という意味を表す。それに金をつけて「よく切れてつき通る金属」を表す。
もともと「鉄」ではなかったのです。戦後、漢字を簡単にするために、
鐵が鉄になったのです。
「迭」「跌」は、どちらも「てつ」と読みます。{更迭(こうてつ)、蹉跌(さてつ)}
それで、「失(てつ)」の音を借りて、鐵が鉄になったのでしょうね。
だから、鉄は金を失うという意味はもともとはないのです。
でも、字を見ると、「金を失う」「お金を失う」
それで、縁起をかついで、「新日鐵、新日本製鐵」のように、旧字体を会社名に使うのですね。
また、JRの正式名称は「日本旅客鉃道」だそうです。
「鉄」「失」ではなく、「鉃」「矢」になっている。
妻はそれに気づき、間違った漢字を使っている、と思ったそうです。
さて、ぼくは、成り立ちとは別に、漢字「鉄」の覚え方を考えました。
鉄はすぐにさびます。理科用語でいえば、酸化します。酸化鉄になるのです。
金属には、たたくと薄く広がる、引っ張ると細く伸びる、金属光沢がある。電気をよく通す、熱が伝わりやすい、といった性質があります。
でも、さびるとそれらの性質を失います。ということで
「≪金≫属らしさを≪失≫う ≪鉄≫」
これですぐに覚えられますね。なかなか傑作。自己満足。
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