FC2ブログ
セルフ塾は閉めましたが、そのままの名前でブログを続けます。独学,独習。教わるより,学ぶを重視。 セルフラーニングの方法,英語,数学などの情報を発信するつもりです。

なぜ、日食は西から東に移動するのか
 きのう、座喜味老人クラブ主催の講演会がありました。ドライヤーで熱気球、不思議な動きをする卵を作ったり、スライドで地球の姿などを見たり、とても楽しい時間でした。

 最後に質問を募ったところ、2つの質問があり、その一つは、「なぜ、日食は西から東に移動するのか」でした。

 しばらく前にアメリカで皆既日食がありました。ぼくもニュースで見て、日食がアメリカ大陸を西から東に横断する図が出て、不思議に思いました。ただ、その疑問をそのままにしていました。

 急な質問だったせいでしょう、講師の方は答えきれませんでした。

 いい機会なので、考えてみました。ある程度までは考えが進んだのですが、最後のつめがわからず、ネットで検索して納得しました。

日食に関するよくある質問:国立天文台

ぼくなりに説明します。

 まず、月、太陽が止まっていて、そして、地球の公転もないものとします。動くのは地球の自転だけ。

 北極がわから見ると、地球の自転は、反時計回り(左回り)です。

 すると、東から先に日食がはじまり、西に移動することが分かります。
日食

 地球の自転だけを考えると、日食は、東から西に移動するのです。

 次は、太陽、地球は止まっていることとします。地球は公転も自転もしていないとするのです。

 月は、地球を中心にして公転しています。自転もしていますが、それは日食に関係ないので、無視します。

 公転の向きは、地球の北極がわから見て、反時計回りです。地球の自転と同じです。

 すると、次の図で、日食が西から東に進むことが分かります。
日食2

 要するに、日食の移動は、地球の自転を考えると、東から西、月の公転を考えると西から東です。逆ですね。

 すると、どちらが速いかです。

 地球の自転は、1日に1回転なので360度。1時間に15度。
 月は、27.3日で1回公転します。めんどうなので30日とします。
 30日で360度。1日で12度。1時間で0.5度です。

 地球は1時間に15度、月は1時間に0.5度なので、地球の自転のほうが速いですね。

 でも、ここで影響するのは、角度ではなく、距離(長さ)なのです。

 地球の半径は約6,400km。地球の周囲は約4万km。1日(24時間)で4万kmなので、1時間では、およそ1,700km。時速1700kmです。

 月の公転の半径は、約38万km。1周はおよそ240万km。
 30日、24時間でわって、およそ3000km、時速3000kmです。

 地球の自転の時速はおよそ1700km、
 月の公転の時速はおよそ3000km。

 月の公転のほうが速いのです。だから、日食は西から東に移動するのです。

 でも、月は東の空からのぼって西の空に沈みます。西から東に移動しています。なぜか。

 この移動は、距離ではなく、角度が関係しているのです。

 月の公転の角速度は、1時間に0.5度。地球の自転の角速度は1時間に15度。だから、東から西に移動してみえるのです。
関連記事
スポンサーサイト




Comment

 秘密にする

Track Back
TB*URL

Copyright © セルフ塾のブログ. all rights reserved.