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セルフ塾は閉めましたが、そのままの名前でブログを続けます。独学,独習。教わるより,学ぶを重視。 セルフラーニングの方法,英語,数学などの情報を発信するつもりです。

生徒の染髪指導をするより、それぞれの生徒にあった学力指導を
 1月4日付琉球新報の一面トップは「地毛証明 県立高87%、染髪で活動制限30%」である。要するに髪を染めることを学校で禁止し、その指導に四苦八苦しているということであろう。

 生徒が髪を染める行動と学校の成績、そして不良行為は相関すると思う。これは勝手な推測だが、正しいだろう。要するに、髪を染めている生徒の多くは、学校の成績はよくないし、不良行為を起こすことも多いと思われる。

 それでは髪を染めないように指導することによって、成績を上げ、不良行為をなくすることができるか。そうは言えないだろう。逆だ。

 学校の授業が理解できない。だから成績は悪くなる。そして叱られてばかり。自分はダメな子だと思う。どうせだめなのだからと髪を染める行為に走る。そういうことなのではないか。それではどうすれば良いのか。

 分かる授業をすればいいのだ。それは学校の先生方も承知のことだろう。でも、言うは易く行うは難しだ。わかる授業をするというのはとても難しい。それに比べると髪を染めることを禁止する方が楽なのだ。でもそれが根本的な解決にはならないのははっきりしている。

 どの子でも頑張ればトップクラスの成績をおさめられる、だれでも平均点数以上を上げることができる、ということはない。子どもたちの間には能力の格差がある。できる子がいる一方で、できない子がいる。それはとても大きな差だ。だから平均点もとれないのは、あなたががんばっていないからだ、と叱るのはかわいそうなことだ。

 他人と比較することは無意味だ。他人と競争するのではなく、自分自身を競争相手とする。昨日の自分に勝ることは、だれでもできる。頑張ったら昨日できなかったことができるようになる。

 僕は長年学習塾で多くの生徒の学習を見てきた。ていねいに教えてできるようになると、「わかると勉強は面白いね」と言ってくれる。そういう子は少なくなかった。その子はそのとき、きのうの自分に勝ったのだ。

 指導するものが、それぞれの子を見て、昨日より少しでも伸びたら、それを認めてあげるようにする。わずかな進歩でいいのだ。そうすることによって、その子の自己肯定感が高まり、色々な面で良くなっていくはずだ。私もできるんだ、と思わせることが大切だ。そのためにも、それぞれの子にはそれぞれの能力があることを認め、それにあったペースで指導することである。
 まわり道のようだが、それが正道だろう。


 今朝の琉球新報、声の欄に掲載されました。
 琉球新報、声の欄の担当の方に筆を加えていただきました。さすが、記者ですね。現代の問題に結び付け方がうまいです。

上は手を加える前の、ぼくが送った原稿です。



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