セルフ塾は閉めましたが、そのままの名前でブログを続けます。独学,独習。教わるより,学ぶを重視。 セルフラーニングの方法,英語,数学などの情報を発信するつもりです。

注目したい埼玉県戸田市の実践
 生徒たちの読み取る能力は、 AI に勝っているとは言えないことを書きました。

 それは 「AI vs. 教科書が読めない子どもたち」の著者新井紀子さん達が開発したリーディングスキルテスト (RST) での調査によります。基礎的読解力を調査するために開発した テストです。

 そのテストの実施に協力的だったのが埼玉県戸田市でした。

 そこでは小学6年生から中学3年生まで全員が RST を受検しています。

 それだけではないのです。埼玉県ではまだ一部ですが先生達も RST を受検します。なぜか。 RST では問題を使いまわすので例題以外の問題を公開しません。ですから、先生達は自分で RST を受検しないと、どんな問題が出題され、どうして生徒たちがつまずいていたのかわからないのです。
  そういう中で埼玉県が独自に行っている埼玉県学力学習状況調査が行われました。そこで驚くべきことが起こったのです。
 それまで戸田市は埼玉県全体の中で、ずっと中くらいの成績でした。 それが突如として中学校は1位、小学校は2位で、総合1位の成績に急上昇したのです。1年だけの結果からは何とも言えませんし、因果関係の検証も必要でしょう。でも光明が見えてきた気がします。
 科学的なデータに基づいて、先生たちが「きちんと教科書が読めるためにはどうしたらよいか」を研究し、実践する、そういう地味でベーシックなことが、いかに重要かということを示唆する結果ではないでしょうか。


 すごいですね。まだ1年だということですから、それが本物かどうか。今後も検証を重ねて行ってもらいたい。

 この本には、これ以上どのようなことが実際に行われたのかほとんど書かれていません。

  AI に読解力がないことをつきとめた人達が作ったテストを参考にしながら、教科書が読めるようになるために生徒を指導していったことは確かでしょう。

 実際にはどのようなことが行われたのか。
 もっと具体的な戸田市の実践を知りたい。

 その結果が本物なら、その実践が全国に広がり、小学、中学生の読み取る能力が高まるでしょう。そうすれば AI が苦手な分野で仕事ができる人が多くなるかもしれません。

  僕は27年間学習塾で小学生中学生の学習を見てきました。その中で一番指導しにくかったのが、国語の読み取りです。

 算数、数学、英語が苦手だと思う生徒が多いのですが、これらの科目は何を教えたらいいのかはっきりしています。勉強すれば、数学、英語は伸びます。

 でも国語はそうではない。 何をどう教えたらいいのか全く雲をつかむ感じです。

 戸田市の実践でそれがはっきりするのか。その実践に注目しています。
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